平等観

おはようございます。

7月6日午前10時から「大般若六百巻転読会」大法要。法要後の11時半より盲導犬育成「北川大介」チャリティ歌謡コンサート、多数のご参加をお待ちいたしております。
お寺は日常的に皆さんのご奉仕、ご協力で動いております。そのような中、年数回の大法要時には殊更皆さんのご奉仕の力に寄るところが大です。
チャリティの旗印として本堂に掲げますお提灯の「ご献灯」、チャリティコンサートのチケット「販売のご協力」、チャリティのチケットを購入下された来場者の皆さんに差し上げます「お守り、愛のヒーリングブレス」の作成、前後の準備、後片付け等々多くの皆さんのご奉仕、ご協力、和合力での開催です。
「平等観の話し」。
社会は全体が「共に豊かに」ならなければ真の豊かとは言えません。物もお金も大事ですが、物もお金も平等になるかといえば、そうはならないのが真実です。そんな中で「共有観を持つことが」法要の徳目とする「般若の知恵」なのです。
物やお金が平等でないから不満を持って生きることが幸福になるかといえば、「ならない」が正解です。違いがあるからこそ幸福感に満たされ平等観も確立されるのです。
幸福になるには「どうあるべきか」に気づき目覚める必要があります。
物やお金が平等でないと感じるのは誰が感じるのでしょうか?「自分です」。不満を感じる「心」は誰の物でしょう?、これまた「自分の心です」。
ここで気づくことは「自分の心を奪われている」ということです。「自分が自分でない」ということです。
そこで「自分を取り戻す必要性がある」のです。
外の世界、人の持っている物で心を騒がせない「心の確立を為す」ことです。
私は美しい景色を見て心を豊かにします、小鳥の鳴き声を聞いて慰められます、様々な人のいることで安心もします。
山々や自然をどうすることも出来ず、ただただ美しい素晴らしいと感じ、自分の心を豊かにするのと同じように人様を見るのです。
このような心、気持ちでこれまで歩んできました。そうしましたら心華寺という舞台、ステージを与えられたのです。そして多くの人と泣いたり、笑ったりしながら明日を信じているのです。
多くの優れた人のお陰で今日の自分が在ると考えただけで幸福なのです。
そんな気持ちをお話しさせていただいた中で少しずつ少しずつご奉仕、ご協力をくださる方が増え、「人の喜びを我が喜びとしてくださる方が増えたのです」。
真の豊かさは「心のありように在る」のです。
その思いの結果が不思議なことに仕事も人生も豊かになっていくのです。
我欲に走らないようにしよう、自分の事だけを考えないでおこう。あの方のように包容力のある人生を送ろう、沢山の人と共にイキイキと働く空間と仲間を得よう等々、人様と共に歩みますと様々な「気づきと喜びと使命が得られる」のです。
今日の社会現象は物価高の気配を濃厚にしております。ですが物は溢れかえっておるのが現状です。
溢れかえる中にあっても「分かち合う喜びが少ないための不幸も見えています」。物やお金がないと不幸だと考える不安感、不満からは幸福は得られません。
それよりも「共に」という在りようが幸福となるのです。個々が違うからこそ「助け合えるという」確かな心を持てば、無いからこそ楽しみを味わえる、無いからこそ夢を持てるという感謝の「平等観が確立」して安心の人生が在るのです。
6日は是非チャリティの大法要にご家族、お友達共々にご参加ください。
その前に今夜は「にんげん学」大阪講座、大阪地区の皆さん会場でお待ちいたしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌