修行

おはようございます。

「にんげん学」一宮講座ご出席の皆さんお暑い中ありがとうございました。益々厳しい暑さに向かいます、どうぞお大事にお過ごしください。
来月又元気にお会いいたしましょう。8月は7日(木)となっております、それまでに復習予習をお忘れ無く。
今日は帰れば研修が待っております。一泊二日、しっかりと「傍楽(はたらく)、働く」ことの素晴らしさをお話しさせていただきます。
「作務を通して人生を考える話し」。
一泊二日、二泊三日の研修もさることながら個人的に一週間くらい私たちが日常行っています修行生活を体験していただきたいともおもっております。
修行は一生、何かを得るためではないのが修行、名聞、利達ではない人生に目覚める。どんな情況、状態の中でも自分を見失うことなく「傍楽(はたらく)」使命を果たす覚悟を確かにするのが修行です。
もう少し言えば二週間といいたいところですが、そうも言ってはおられない事情があると思いますのでせめてやはり一週間。
一週間修行生活をしていただきますと、ご自分の持っておられます価値観が明快に確立し更にアップすること請け合いだからです。
又いたずらに悩んで何の成果も出せずにウロウロしているのでしたら、思い切り清水の舞台から飛び降りた気持ちとなって行動してみてください。数ヶ月で心の中の充実感は取り戻せるはずです。
私たちの修行の世界は一日という時間は皆さんと同じように24時間。しかしこの中でお勤め(お経の時間)は決めていますが後は作務(さむ)ばかりです。
指示もなければ成果は自分で感じ取るしかない、ですから怠けようが懸命にやろうが誰も褒めもしなければ叱りもしないという世界です。徹底的に尽くす世界に目覚め自覚する。
因果応報を体感する世界です。
これまでの人生を振り返って見てくださればよくおわかりのハズですが、例えば勉強や仕事を教えられ範囲を決められて行ったとします。結果満点、結果は取れなかった、そこで問題です、満点、結果を出せなかったことで指導を必ず受けたはずです。ではその指導を素直に受け入れたでしょうか、いかがですか?。
この時因果応報を体感、実感することが大事です。自分の行いが今の結果をもたらしたのだという確かな実感です。
修行をしますと目標、使命の価値観を確かにしますので、指導や教えを素直に受け入れられる自分となるのです、なぜかといいますと「傍楽」という使命に目覚めているからであり、自分が褒められることや、評価されることではないという自覚からです。
自分の人生は自分の人生です。その自分の人生を多くの人に支えられて存在が出来ているということも実感、体感です。
人生は自分の人生だと思っていますが、真実心の底からそのことを感謝し率先して結果を出そう、成果を出そうとしているでしょうか。
自らを導き、人様も導くというお互い様という世界の体感、いくら机上での論理を頭の中にしても、温冷自知(おんれいじち)、暑さの中、冷たさの中での実践、又多くの人と共にしての仕事での成果を出す、これらは先ず自分自身が「独を慎む」、一人で誰からも褒められない、認められることのない世界で結果を自ら求めてこそ、外の世界に心を奪われずに人と共に協調し、協力し、又自らの仕事も率先して行うことが可能となるのです。
人からの評価で己の能力を高めようなどという主体性の無さ、イニシアチブを人にとられているようでは偽の人生を送ることとなるのです。
己を育て人を育てる修行も体験してみてください。パワーが違ってくるのが実感できるはずです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌