結果は決まっている

おはようございます。

3連休でお子さん達も夏休み、長い休みでさて子供達をどこに連れて行こうかと悩んでいるのではないでしょうか。そういうお方はどうぞご家族で心華寺へ修行へお出かけ下さい。
正直言いますと休みのない私は休みをどうしようかと考えたことがありません、私の生活は年中休みで年中仕事のような具合ですので、周囲は大いに迷惑をしていますが、どうしようもないと諦めている様子です。
書道の高段位に挑戦されている皆さんは酷暑の中必死の形相、目標を持ち緊張感のあるお顔は美しいですね、昨晩試験の後にお話しをさせていただきました。今日も午前中は試験、実力をしっかり出し切って欲しいですね。
「結果は最初から決まっているという話し」。
何ごとも結果は「良いか悪いかいずれかで」最初からこの二つと決まっています。「兵者は勝敗を語らず」と「孫子」にあります。戦う者は「勝敗に心を悩まさない」ということです。勝つと信じて突き進む、迷っていれば敗北が来るだけです。
言葉を換えれば「人事を尽くして天命を待つ」の心境と為す。人生は戦争ではありませんから命を失うことはありません、しかし命を賭けるくらいと考えて人事を尽くすことも大事です。
賞賛も、恥じも全て「自分持ち」だからです。そのどちらにも「心を動かされない修養」が大事だということです。
技術を磨くこと、知識を得ることに懸命になる人は多く見ますが、どっこいメンタルが大事とは言っていますが「心の鍛錬は少ないようです」、ですから社会の波や風が変わってしまいますと「もろい人がでる」のです。
心は「無、空」です。
だからこそ結果で外部のことが「気になると心が奪われる」こととなり、「自分が自分でなくなる」事態が生じることとなるのです。
知識があり、技術を持っている人でも社会の中で生かすことが出来ないのは「心の鍛錬が出来ていない」からです。又心を軽んじているからでもあります。自分の心は自分で自由になると思い違いをしているからです。
心は「無・空」であることは永遠に変わらない真理です。ですから「気づきも出来る」、そして「迷いもする」のです。
心が「何物かにとらわれている状態を固定観念」といいます。ここからは「何の発想も気づきもなく」、心は「停止状態となり」、「周囲の動きにもついて行けなくなり」あっという間に築き上げてきた物も失うという事態を引き起こしてしまう危険性があるのです。
それは「無である心が色に染まっているから」で、他の情報が入って来る余地がないからです。
夢や目標を持ちながら達成できな人に固定観念で固まっている人が多いのです。「へぼ将棋王より飛車を可愛がり」と同じように、方法論にこだわっているのです。
事を始めたら「無心」、事を終えたら「無心」という状態が出来るように「心の鍛錬が必要」なのです。
私が日々早朝に祈り瞑想祈願するのも一日の出来事がどのようであるかわかり得ないために「無心の状態にする」ために祈るのです、ひたすら信じて。そして目の前のことにしっかりと対応する。
無心の状態で祈ることでご祈願下さる方の成就が叶うのです。
例えば車にミッションが着いているように、変速するときは必ずニュートラルを通して加速、減速を行って目的地に到達するようなものです。ニュートラルの心理状態を作る。
私たちは人様と共に人生を歩んでおります、昨日の評価でも書きましたが、人は評価をするのです、自分も人様を評価するのです、時に無心になることが大事なのです。
己の欲からは不足と後悔しか生じません、そのことで大切な縁を切ってしまう、チャンスを逃してしまうということも少なくはないのです。
自分の結果が思わしくなくとも「人に支えられ上手く行くこともあり」、上手く行ったとしても「支えられている」ことを肝に銘じていれば増長することもなく、いずれにしても又「新たな事へのチャレンジが出来る」のです。
人事を尽くして天命を待つ「覚悟がなければ」結果によっては人を怨んでしまい、次を失ってしまうのです。
心を鍛錬することを知らなければ、上手くいかなければ知識や仕事が仇を為すという最悪な状態ともなり、知識を固定観念としてしまえば人生に不具合を生じてしまうのです。
般若心経に「心を知らざれば」物事を「顛倒(てんどう)」する、「世の中を逆さまに見る」己が出来てしまうことの愚かさを説いています。
懸命に人生を歩んでいればこそ結果にこだわりながら「こだわらない心、信の心」を知ることも大事です。
一生懸命に自分を高めていながら人を怨む、社会を怨むということほど辛い寂しい悲しい人生はないのです。
無心になる祈りを共に致しましょう、無心の開放感は人生に勇気をもたらしてくれるのです。
人生に大事なことは多くありますが、「物事を知る」、「仁の心で接する」、「勇気を持って歩む」この「知・仁・勇」は大切な三つです。
知は人様へ役に立ってこその知であり、仁となるのです。失敗、成功に迷わずに行動する勇気、この三つは心の鍛錬でどのような情況の中でも出来るようになるから不思議なのです。
茫然自失、どこを探せば仕事が上手く行くのかなどということは心の中に生じなくなるのです。
知を知とし、仁を仁とするために、結果の二者に惑わぬ勇気を持つ心の鍛錬が必要なのです。
今夜は明日の第二十回富士登山のために遠近の皆様が集合宿泊します、楽しみです。是非一度皆様も富士登山を目指してください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌