間を持つ

おはようございます。

一人いますと昔のことが思い出されます、年令のせいでしょうか?、いややはり一人でいるからでしょう。
お山から下りてきたばかりの時は師匠の教えを思い返すばかりの日々、それが心の支えでもありました。お参りは誰も来ず、時間ばかりのある日々。
月曜日から一人ですのでいつもより朝早く起きています、一人ですからお勤めの時間前にご本尊様へのお水、茶湯、お酒等々のお供えや準備があるからです。
いつもの時間に起きていたのでは間に合わないからでもあります。経験、体験というものは大事です、「時間が読める」。
しかしこの時間が読めるという思いこみが危険でもあります。トラブルは生じるものだからです、ですから普段から「時間的余裕を持つ心掛けが大事」となるのです。
「間を持つ話し」。
先日も書きましたように私たちは日々繰り返しをしています、ですから「経験知」となりますし、「体験知」ともなり、反省や修正も「可能」となり、次への「準備・発想・ヒラメキ」もでるようになるのです。
そうすることで時間的余裕も持てるようになり、「待てる、間が出る」ようにもなるのです。
この「間が多くの発想となる」。
しかしこの経験知、体験知をするが故に堕落していく人も出るのです。「あれをやればいい」「これをすませばいい」と分かってしまっていますから、「ぎりぎりにやってしまう」ようになる人もいるのです。
経験することで早くできるようになったにもかかわらず「できなくしてしまう」、自ら「信頼を損なってしまう」という最悪の結果を導いてしまうこととなるのです。
経験することでせっかく間が持てるようになっても「間が持てない」のです。このような時間の活用をするようでは「発想も停止」してしまうこととなるのです。
それよりも何よりも人様が「当てにしなくなる」「信頼しなくなり」せっかく才能がありながら自分でつぶしてしまうのです。
優秀な経営者の方や成功の兆しの見える方は一様に経験すればするほど「仕事の開始が早くなる」のです、これは共通しているから不思議です。
基本というのはたとえてい言いますと、「扇の要のようなもの」です。人間的に仕事に対する基本を持てば必ず人生は「末広がりになるのです」。何故かと言いますと、要は「基本が動かないから広がる」のです、これが「末広がり」、先に行けば行くほど広がるのです。
しっかりと基本を持って人生を見渡していきますと「未来が広く見えて来る」。いわゆる自分の基本から時間の余裕が持てるようになり発想、気づきが多くなるのです。
私は電車に乗るにしても何にしても早めに早めにするようにしております。そうすることでいろいろな面白いことに遭遇するのです、
何をするにしても仕事から仕事へ移る「合間」を大事にしましょう、また「間を作るようにしましょう」、間を作ることは簡単なことです。
集中(スピード)して行えばいいのです、集中すればするほど力となり、発想力となり、人との間も良くなり、仕事へ対する間合いも良くなるのです。
間がないのを「間抜けという」のです、お互い用心しましょう。余裕のない人間が余裕を願ってもそれは道理にないことです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌