川を渡る

おはようございます。

台風一過、宇治の昨日はいいお天気でした、今朝は少し曇っており静かです、芙蓉の花がしおれ落ち夏の終わりを告げているようです。
明後日はお彼岸お中日、心華寺の彼岸法要、午前10時からです是非お参り下さい。
私たちは日々こちらの岸(此岸)から彼の岸(彼岸)を目指して歩んでいるようにもあります。
「彼岸を目指し」。
古人は此岸と彼岸、「現在と未来の間に川がある」という仮説を立て、人生の川の流れはどのようであるかは計ることができない故に「ひたすらに未来を信じ祈ること」を示唆しました。
そして日常の生活を御仏の教えに沿って歩むことで「どんな流れにあっても彼岸(目標)に達する」と諭されたのです。
教えとは「慈悲」です。慈悲の生活を送れば必ず素晴らしい世界へ到達するということです。慈悲とは「抜苦与楽(ばっくよらく)」、「人様の苦しみを抜き、楽を与える」生活をすることで目標の実現が叶う、慈悲の生活で生涯を歩むことでどのような困難に遭っても乗り越えられるということです。
慈悲とは相手の苦しみを助ける、人様をサポートする、アシストするということです。
私たちは自分の楽を願うことで苦しみを招きます。自分のことを考えて苦しみを招きます。御仏はその考えは「逆さまだ、逆だよ」と諭し教えて下されたのです。
人様の苦しみをサポートお手伝いをすることこそが安楽の世界があるのだよ、とお諭しされたのです。
己を忘れて他を利する、このことこそ苦しみから解放され、苦を招くことのない生活があるのだということです。
よくよく考えてみますと、自分のことは自分が一番見えず、分からないのです。このことは皆さんよぉ〜くおわかりのハズです。しかし教えて貰いたがらない、助言を喜ばない、だからこそ悩み苦しみを深くしてしまうのです。
お互いがお互いをサポートし合う、慈悲の精神で歩むことで彼岸、目標へ達することを知り、お互いが人のことを考え合う慈悲の社会を実現しましょう。そうすることで目の前に横たわっている川を安心して渡ることができるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌