小事を大事に

おはようございます。

昨日は朝のお護摩を修している頃から強い雨、一日中強い雨と雷、降ったり止んだりの一日、驚きです。
「大事に驚かず、小事に心する」。
人生を確立することで大切なことは多々ありますが、その中でも仕事から仕事へ繋がる表面に出ない世界、部分、小事と考えられるような事柄が特に大切です。
二宮尊徳は「積小為大(せきしょういだい)、小さな事を積み上げてこそ大と為す」、と表現しました。全くその通りで、見えている部分だけが大事なのではなく、見えている世界を支えている事柄の大事を知ることが肝要なのです。
仕事は何故仕事になっているのだろう、という考え方、その背景を見ることです。ただ単に仕事の依頼を待っていても仕事は来ません、仕事になるには普段何をすればよいのかと考えを回らせ行動をすることです。
人との関わり方、仕事に取り組む姿勢等々何気ないと思われる事柄です。これらへの気配りや心配りをしながら日々積み上げていくことをしているか否かです。
身近な世界、周囲の仲間が仕事をしやすく、段取りをしていこう、手伝いをしようとする意識があるか否かでもあります。自分が何かをヤルというのではなく、人様の不都合を解決しようという意識を持てるか否かです。
仕事から仕事へ至る「間」、仕事が何故豊富にならないかの疑問を解決しようとする姿勢、普段考えている問題点の解決、これらを自分の身近な世界から考えていく、積み上げていけば必ず、大と為るときが来たるのです。
一見評価を得られないような事柄を大切にしてこそ大なる仕事となるのだという事を一考してください。
明日はお彼岸のお中日、ご先祖様は何も申しません、言葉を発しない世界にこそ子孫として「どうあるべきか」の積み重ねの重要性があるのです。気配り、心配りの積み重ねが大なる人生を築き上げる要があるからです。
言われて行って失敗をして信頼を失墜することを少なくするためにも、言われない前に築き上げてこそ真の信頼を勝ち得ることを知ることも大事です。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌