人を軽んじない

おはようございます。

私たちがもし自分の人生を大成させたい、大成に導きたいと考えるならその手がかりとするのは先ずやはり聖賢の書を読み師に従いひたすら生涯熟慮し、「にんげん学」を学び事上磨錬することが大切です。
それ以上に大切なことは何でもないと思われる周囲の人を「侮らないこと」が肝要です。人はどうしても社会の耳目を集めている人に意識が行くものです。もちろんそのことは悪いことではなく当然なのですが、このような意識を強くしますとややもすると日常に出会う人を軽んずる性癖とし権力者意識が強くなるからです。
そして「人材を見落とす」、出会いを台無しにする、縁を縁と出来ないように自分を導いてしまうこととなるのです。いざというとき「人の助けが無くなる」、誰も付き従うということがなく、慕われなくなる人格を形成するのです。
「人を軽んじない」。
このようであっては「大成はおぼつきません」。この世には知名度が無くとも優れた人は多く存在しているものであって、知名度がないから恐るるに足らずとするのは軽薄な考えであり、何の根拠もない人の見方でもあるのです。
人生は自分だけでどうこうできるというものではありません。自分で何とか出来るなどというそのような簡単なことであれば苦労はしません。また自分の価値しか認められないようであってはなにをか況やです。
又人を軽んじてしまうようであっては行儀も悪くなり、端から見て滑稽な人生となるでありましょう。
人は全て地位や年令にかかわらず「敬意を以て接する」ことが大事です。馬鹿丁寧が敬意ではなく、「先ず敬う」ことをいうのです。
そうしますと「上には導かれ、下には慕われる」こととなるのです。
礼儀を失しますと言葉や行動をはしょる、省くようになり、どうしても思考に短絡的、安易にものを考える、自分本位に考えるようになり、「相手の立場や、人様の為になるような気配りが出来なくなる」のです。
人生を大きく大木と為すには「人を軽んじない、侮らない」ことが肝要です。せっかく大成する可能性を持ちながら夢半ばで終えることの無いように人様との関わりを持つべきです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌