心を読み取る

おはようございます。

熊本城、雄壮でありながら緻密、雄壮にあり続けるということは緻密であるからこそだ、ということが改めて認識確認できました。昨日の最初の観光は熊本城見学からのスタート。
小雨が時折落ちる中、落ちるという表現の合う位の小雨、歩くときは止み皆さんの精進の良さでしょう。曇って小雨が落ちるというくらいが観光気分も落ち着き良いのかもしれないと思いながら出発。
外輪山が太陽光で色を変えるという素晴らしい景色を眺めながら熊本市内への移動、それだけでも旅の味わいを満喫。
「中身を探る、心を読み取る」。
形を真似ることは何事の第一歩ではありますが、中身、心が伴わなければならないということもお城を見て再認識できました。
同じ事をやっているようで結果が違ってくるというのはやはり「心のあり方の相違」なのでしょう。
この心の違いはどこから出るのでしょうか、それは「尊敬心」でしょうやはり、欲からでは到底形は出来たとしてもメッキはすぐにはがれます。
どのような「想いでつくったのか」という「畏敬の念」が無ければ後世に残る形も精神も受け継がれず結果継承者も出てこないのです。
心を示すのは形、行動であるのは確かなことです。この形、行動の精神を「くみ取る心がなければ」いくら形を作ったとしても精神を継承する人は出てこず、結局は滅亡してしますのです。
私たち人間が残すことの最高のものは「精神」です。仕事でも会社でも家庭でもお互いがお互いの生活、才能を発揮するために「場が必要」であり、そのためにその場を「大切に守る」という「崇高な精神を教え、自らは実践する」ということが大切です。
長い歴史の中でも現在でも「場」が在ることによって私たちは精神をくみ取り才能を発揮し、形に行動に示すことが出来るのです。
加藤清正という武将が築城し四百年、今新しく現代の人が本丸御殿大広間を作って沢山の観光客を集めているのを目の当たりにして破られることのない城を造り現代の人がそれを継承し新たに城を造ったことを彼は天からどのような気持ちで眺めているのでしょうか。
尊敬を以て受け止めなければと改めて思う一日、お昼からは九州国立博物館菅原道真展を見て、太宰府天満宮に拝礼して無事修学旅行も終えました。参加者の皆さんありがとうございました。
お疲れの中今夜は「にんげん学」小倉講座ですので、こちらも元気にご出席ください。
皆さんも10月の最終週です、しっかりと心を大事に、己を欺かず今月を締めくくってください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌