人には情を、自分には理性で

おはようございます。

今月のご愛読ありがとうございました。朝夕は思わず寒いという言葉が出るようになりあっという間に10月も終わってしまいます。今朝もお星様がキラキラと輝きひんやりとしています、風邪など引かないようお気をつけください。
不安定な社会の風が吹いていますのでどうぞ一ヶ月の全てに決着をつけ、11月を迎えましょう。
「人には情を、自分には理性で」。
人生上手くいってないときほど人様には「意識して愛情を確かにする」ことが肝要です。そして「自分に厳しくして理性を以て省みる」。
上手くいっておりませんと、どうしても「情や理解を求めてしまうのが人情」。
なぜ上手くいっていないときに周囲への愛情を深くすることが大事かと申しますと、相手のことを考えることが出来なくなっては「未来を閉ざしてしまう」からです。
相手のことを考えることが出来なくなりますと「人頼みばかりに終始して発想が無くなり思考が停止してしまう」のです。
何事にでもいえることですが、上手く行っているときにはどうして上手くいくのでしょう、
答え「相手が良かったから」です。「人様に導いていただいていた」のです。
ところがどうしてもここのところが理解できていない人が結構いるものです。「自分の力だ、と錯覚している」。
故に仕事が下降したり、思わしくない状態になりますと、「今まであれほど世話をしたのに、ほかのことをせずに仕事をしたのに」という「情がらみ」で考えるようになり、仕事を生み出す、作り出すという「理性すら失ってしまう」のです。
社会からの要請があったから仕事が出来ていた、要望があったからこそ能力が発揮できてきたという感謝、お陰様の気持ちが無かったことに気づくべきです。
お陰に気づけば感謝をして知識を高め技術を磨いていくようになるのです。感謝とは「お返しの行動」、お返しの行動がなければ知識も技術も高めることは出来ないのです。
感謝の行動がありませんと知らず知らずのうちに慢心から打算的関係に落ち込んでしまうのです。
知識や、技術は何故習得するのでしょう、いかがですか皆さん、このようなことをお考えになったことはありますか。
答え、「社会に生かすため、人様のためになるため」です。
優位に立つためでもなければ、人様を下に見るためなど滅相もありませんし、金銭的、物質的利を得るためでもないのです。
知識や技術を習得するということは「社会のため、人様のため」なのです。
この観点に立つことが真実の「義理(理を人様のために用いることを義という)」というのです。
ところが義理を前回儲けさせてもらったから、仕事をもらったからと「欲得と勘違いしている人が多くおられる」のです。
このような大きな勘違いの義理で対人関係を結んでいては第三者(お客様)への配慮は入っておりませんので、結果不況の波に飲み込まれたときに手痛い現実が待っていることとなるのです。何故でしょう、知識を高め技術を高めることをしなかったからです。
儲かるからといって無理な設備投資や拡張を行ってはならないのです。
社会から、人様からお仕事をいただいたと感謝をしていれば先ず行うことは「真の情に目覚め、人様に情け多くして」自身をしっかりと「厳しく理性を以て」日々の、月々の決着をつけることが大事なのです。
11月は連休のスタート一層気を確かにして歩むようにしていきましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌