先にするもの

おはようございます。
心華寺「月例幸福護摩祈願祭」連休の中お参りありがとうございました嬉しいことです、感謝申し上げます。
研修生の皆さんも夕方笑顔で下山されました、皆さん連休の中お疲れ様でした、今日はゆっくりされて明日からのお仕事に精進ください。
「先にするものを」。
日々の生活の中で私の生活は先ず御仏の事を先にいたします。それから自分の事をやるという順番です。
御仏のこと、自分のことどちらにも偏らず行うということですが、優先順位は先ず「御仏が先」ということです。
何事も順序、順番ということが大切です。「自分のことが先ということではいけません」。何故いけないのでしょうか?。
「我欲が強くなるから」です。
先ず自分の事が先でなければとの考えが強くなりますと我が侭な傾向が強くなり、自分の意見を通そうという意識が強まり、人様の意見やあり方を認めがたくなり、結果良い出会いも少なくなって孤独に陥ってしまうということにもなりかねないのです。
一日のスタート時に「先に」という形、行動をしておりますと、人様が先というのではありませんが、「人様の意見や、人様を受け入れるという心、姿勢が出来る」のです。
今日は「文化の日」、論語顔淵(がんえん)篇に「曾子(そうし)曰く、君子は文を以て友を会し、友を以て仁を輔(たす)く。」とあります。
意は「曾子言う、道に志す君子は、文すなわち詩書礼楽の学問を以て友を集め、その集まった友によって仁道を行う助けとなすものである。」。
私たちは「仁の実行」を目的とするものですが、その仁の実行にはやはり友の援助が必要です。しかしその援助をしてくれる友達は、学問に志す友でありますから、まず文、すなわち詩書礼楽を以て友を集める事が大切だということです。
友には飲食の友もあり、娯楽の友もありますが、共に助けて役に立つ友は、やはり「心学を学ぶ」友であるのです。
先にすること持つことが何故大事かといえば仁道の実践を見据えてのことでもあるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌