動かず

おはようございます。

やはり冬ですね、お天道様が出ておりませんとひんやりとした寒さを感じ葉を落とした桜の木も何かしら寒そうにしているようにも思えます、木々はじっとしてどっしりとして動かず強いものだと感心します。
今朝は空には満天の星、小春日和になりそうです。今月は連休からのスタートで日曜で終わるるという、このことは少しとどまってジタバタせず自己を見つめなさいと云っているようにも思えます。
寺にはもちろん休日はありませんが何かこのように感じております。
「動かざるもの」。
自然の木々は大地に根を下ろせばそこが世界です、春夏秋冬じっとして全てを受け入れて精一杯生きている、自然を眺めいつも感心しています。
私たちは自由に動くことが出来ます、そして動かないことも、意のままに出来るのが私たちでもあります。
ゆえに「動くべき時と、動かざるべき時」があるのです。
不平や不満を持って動くようであっては「何の解決もありません」、それは何の考えもなく不安だから「動かされている」のであって何か目標があって動いているのではないと云うことです。
「どうすれば」という考えをしっかりと動かず静かに考え、考えを固めてから動いてこそ動きに目標が出来、力も出、オーラともなるのです。
尻に火がついたようにして動いても翻弄されているだけとなり、一貫した動きとはならないのです。
一連した動じない動きは「何が出来て何が出来ないのかをはっきりしていなければ」翻弄された動きにしかならないことを知るべきです。
このことが分かれば日々修練することを怠らず木々があらゆる状況を受け入れて時季が来たれば花も実もつけるが如く、私たちも花を咲かせ実も実らせることが叶うのだと日々修練することを動ぜず行うのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌