禍を転じて

おはようございます。

今年一年の仕事納めまで14日二週間となりました、「終わりよければすべてよし」とするためにも精一杯の努力をしてください。
「禍を転じて福となす」。
反省はしても後悔はしないという考え方は私のモットーの一つ、この「禍(わざわい)を転じて福となす」ということも同じような意味です。
この言葉は状況が悪化し、局面の打開を図るときなどに使われる言葉です。とてもポピュラーな言葉。
「戦国策(せんごくさく)」に「智者の事を挙(あ)ぐるや、禍を転じて福となし、敗に因(よ)りて功をなす」とあり。
智者というのは、仕事をするにあたって、禍を転じて福とし、失敗を成功の母とするものだ、というのです。
人生には、不幸(禍)や失敗はつきものです。どんなに用心したところで、一度や二度、不幸や失敗に見舞われない人生などあり得ないのです。一年を過ごす中でもたびたびあるものです。
問題はそれをどう対処するかです。
戦国策では、一度や二度の失敗でへこたれてしまうのは、どうやら愚者の部類に入ると書かれています。失敗をバネにし、そこから人生の新しい展望を開いていくような、そういうたくましい生き方をすることが学びであります。
学びは経験、体験、年令を重ねれば重ねるほど重要で意味のあることが理解、実感するのです。失敗はその典型的な学びの教訓、ですから年令を重ねれば重ねるほど学びが楽しくなるのです。
今夜は「にんげん学」京都講座会場でお待ちいたしております。本年の最終講座、率先してご出席ください、終わりよければすべてよしと為すことが出来ますように、人生は「心の忘れ物が一番よろしくありません」。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌