完全を求めず

おはようございます。

今朝は冷え込んでいます、平年並みなのかもしれませんが二三日暖かでしたので寒く感じます。
「にんげん学」京都講座ご出席の皆さんありがとうございました。最終講座、多数ご出席いただき嬉しく思っております、各地での講座も同じですがご案内を出させてはいただいていますが出欠はとらないのが私のあり方でもあります。そんな中ご出席をいただけることは大変な喜びです。
お体大切に年末をお過ごしの上素晴らしい新年をお迎えくださいますよう。一年ありがとうございました。
金曜日19日は「にんげん学」東京講座、本年最終講座です、東京地区の皆さん年末お忙しいでしょうがご出席をお待ちいたしております。
「完全を求めず」。
「人と与(とも)にするには備わらんことを求めず」。
人様と接する場合には、相手に完全さを期待してはならないという言葉です。これは人間関係を円滑にしていく知恵でもあります。
自分が完全な人間であれば、相手に同じ完全さを求めるのはまだ理解できます。しかし、現実には、完全な人間など、ありえません。
完全でもない人間が相手にだけ完全をさを求めたところで、まるで説得力がないのです。説得力の無いのは当然としても、反発を買ってしまうようでは何をか況やとなるのです。
この欠点が出やすいのは人を使う場合であります。先の言葉の後に「人を使うには、必ずこれを器とす」という注がついていて、「器とす」とは、相手の能力に応じて使う、活用するという意味であります。
ないものねだりはしない、というのは私の一つのモットーでもありますが、「器とす」とは、この「ないものねだりはしない」相手が備えているものを「引き出して活かす」、そういう人材の活用が「備わらんことを求めず」であります。
これも又人を活用する場合の「要諦」でありましょう。
このことは「自分に先ず第一に「備わらん事を求めなければなりません」」。ですが人様にはそれを求めるのは人間関係の破綻の元でもあるのです。
昨今の社会情勢の中一考すべき言葉ではないでしょうか、じっくりと味わってみてください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌