温冷自知

おはようございます。

午前10時のお勤めで「八千枚護摩供」を満行、何事も終わりがある。
終わりがあるからこそ法の示すとおり行じる、この一点に集中しています。期間内に皆さんの心願を祈り必ず成就するという固い決意、八千枚を修すればどのような大願でも成就するとしているからです。そしてこのことを信じておられる信者さんが多くの添え護摩祈願をしてくださる。
「温冷自知(おんれいじち)」。
知識をいくら得ても炎がどれほど熱いのかは実践しなければ分かりません、それが実践の重要な世界です。
日常のあり方がいかに大切かともいえます。私たちが知識を得るということはその知識を活かして目標を実現するということです。ですから日々の実践の中でしっかりと結果を出しチェックすることが必要で大事なのです。
ただ漫然と過ごしてはならないということです。行はただ行じて得たことで鍛えていくということもありますが、問題意識、課題を持って行じなければ何も得ることがないのです。
人様の心願を祈ることが出来るまでには行を通して自分の限界を知り(温冷自知)、さらにその上に行を積み重ねることに重要性があるのです。日々繰り返し祈ることの大切さがここにあるのです。
火生三昧、炎と一体となり炎の中に本尊様が現れ私が本尊様の中に入る、本尊様が私の中に入ってくださるのです。この「入我我入観(にゅうががにゅうかん)」は繰り返さなければ得られる境地ではないのです。
終わりをむかえて一心に皆さんの大願成就を祈願し、素晴らしい結果を出し皆さんにご利益を得ていただきたいと念じるばかりです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌