三力

おはようございます。

仏天のお加護、皆様の外護力（願力）、又皆さんが真言唱和によって作り出して下された法界（環境）力で無事「八千枚護摩供」を満行できました。
「三力」。
三力（さんりき）とは「以我功徳力（いがくどくりき）」「如来加持力（にょらいかじりき）」「及以法界力（ぎゅういほうかいりき）」この三つを「三力」といいます。
「以我功徳力」とは行者自身の願う力、教えに則り祈り信じ生活する信力、アンテナ、心を常に御仏の方に向け発すること。「如来加持力」は、仏様の本願のお力、仏様は必ず私たちに「力」をくださるエネルギーを発しているのです。そして「法界力」は祈る場には素晴らしい環境の力があること、この三つが「祈れば一体となり願いが必ず叶う」という「三力」がその「場に現実となる」ことです。
この三力は先ず一番に「自身の願力・信力が」大切です。三つの功徳力を信じ己自身祈り日々御仏の意にかなった生活に専心でなければ御仏の「加持力」も周囲の「法界力」も得られないのです。
これは祈るという世界ばかりを言っているのではなく、どんな世界にでも通用する「思想」です。「自分、教え、周囲」を信じることが出来ないようでは何をか況やでしょう。
先ず自身が率先して行動しなければ上の人は協力はしません、また周囲も同じ事でしょう。自身が教えを信じて行動するようでなければ誰も協力はしないということです。
一度や二度の失敗で教えを信じないようではお話にならず、「生き様、姿勢」ともいえません。真実のご利益は先ず物質的利を得るのではなく「心の中に教えがありがたい、という信念の確立」がなされるのです、これは自分が教えを体得した喜びの世界、心境、ですから不動の信念となり、困難が無くなるのです。
肉体的、精神的な苦痛を感じられれば感じられるほど強靱な使命感となるのです。
毎日、毎月、毎年祈る多くの皆様とご一緒し、その真摯な姿に御仏は必ずお加護をくださることを信じ私は信心を年々厚くするのです。それはご利益を目の当たりにするからです。
その一つの理由は多くの皆さんが「自分以外の方の幸せを祈願しているから」でもあります。炎の熱より熱い愛情です。
その熱い愛情、感情があればこそ「加護」がありご利益があるのです。
多くの添え護摩木をくださり感謝いたします、祈り炎の中に護摩木を投じる度にご利益を確信した護摩供でした。
肉体のつらさが喜びの大きさを感じさせてくれました。
明晩は「にんげん学」小倉講座、本年の「にんげん学」の大酉、締めの講座です。どうぞご出席くださいますよう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Ｆｌｏｗｅｒ　ｉｎ　ｙｏｕｒ　ｍｉｎｄ・ありがとう・心に華を咲かそう。　　　　　　　　　　　　　　　合掌