苦中楽あり

おはようございます。

今朝も冷え込んでおります、先日まで満月だったお月様もかけ始め「満れば欠ける、欠ければ満る」の無常を思い、一層精進の大事を感じます。
昨日も北風の吹く寒い一日でした。寒中ですから寒いのは当然かもしれません、しかしお勤めの時、手がかじかむという寒さではないのがありがたいことです。
「苦中楽あり」。
「くちゅうらくあり」と読みます。苦しい中に楽しみがある。苦楽というものは相対的なもの、「苦あれば楽あり」、「楽あれば苦あり」で本当の楽しみというものは「苦しみの中にこそある」のです。
ただの楽しみなどというものはあり得ず、変な話ですが、苦しみに通ずる楽しみが本物でもあるのです。
仕事をして非常に苦しんで成功したという楽しみが本物となるのです。学問でも修業でも苦しんで得てこそ本当の悟道であるのです。
苦から逃げて楽を得た、成功を修めたという話は聞いたことがありません。一層苦しむだけでしょう。また難しい問題に取り組んでこそ頭も良くなり、進化発展もするのです。
楽な方へ楽な方へと歩んでしまいますとバカになるのが相場です。真実素晴らしい人生を歩みたいと思えば困難が来たったら喜ばなければならないのです。
今の時節を喜べないような人間はどのような時代であっても苦しみの中でもがくしかないのです。
「苦中楽あり」をじっくりと味わって真っ正面から取り組んでください。
明日は「にんげん学」一宮の初講座、中部地区の皆さんとお会いできることを楽しみに出かけます、会場でお待ちいたしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌