疾風に勁草を知る

おはようございます。

大寒の昨日はやはり暦通り寒い一日でした。自然に厳しさがあるということは人生も同じく厳しい現実を自然と受け止めるべきであるのです。
人間社会、人為的な厳しさも多々ありますが、それも自然と受け止めて対処するくらいでなければ、人を怨み、己を怨み、社会を怨みして成長進化は無いのです。
過去は来たらず、未来も来たらず、昨今唯今。
「疾風に勁草を知る」。
先の語は「しっぷうにけいそうをしる」と読みます。この語の意は「《「後漢書」王覇伝》にあり、激しい風が吹いてはじめて丈夫な草が見分けられる。苦難にあってはじめて、その人の節操の堅さや意志の強さがわかるということ。」を云っています。
人生は困難を知り、苦難を知ってこそ「やる気を起こす」べきです。なぜならば私たちが学んでいるのは「実践学」、実践するために学んでいる実学だからであります。
机上の学では何事も成功しますし、失敗などはないのです。しかし実践では状況も、環境も相手もあり、様々な状況の中で行うからです。その実学の中から学んだことを次に活かすことこそ「己を大きくする」のです。
「失敗は成功の母」とも云われます。成功からは失敗しか無く、失敗するからこそ次の失敗を少なくするのです。
「このように生きるぞ〜」と志を立てながら、辛いことに遭遇したり、失敗したりして節操を曲げるようであっては人間性を疑われても致し方のないことなのです。
いくら感情を奮い立たせて口角泡を吹かせて話しても行動が言葉と一致していなければ信頼は得られないのです。
現実から学び、しっかりと節操を保って歩んで参りましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌