大欲は無欲に似たり

おはようございます。

昨夜は愛知県江南市で「倫理法人会」の皆さんにお話をさせていただきました。二百名を超す皆さんにご来場いただき感謝しております。ご参加いただきました皆さんありがとうございました。
今朝も6時から同法人会の「モーニングセミナー」というセミナーがあり、ここでもお話をさせていただくことになっています。
「大欲を持つ」。
昨夜は大欲を持つという演題でお話させていただきました。私たちは親を縁としてこの世に生を受けました。このことは皆さんもよくおわかりのことです。
大欲とは一言で言いますと「私心を捨てて生きる」ということでもあります。
大という字は「人がゆったりとして寝ている姿」を表しています。ようするにゆったりとした人生を過ごしていくために「いかに在るべきか」に気づき精神とすることが大欲です。
大欲とはまた「人様もお手本となる」ことでもあります。
この世に誕生して物心がつき青年になるまでは「親がかりで」生命を維持してきます。いわゆる生活をしてきた、生きてきた、否、活かされてきたのです。この事実を知ったとき当然として「何を為すべきか」が見えてくるはずです。
授かった能力を人様のため遺憾なく発揮するため「尽くすため」です。そのために学ぶことが大事です。先日も書きましたように「差を無くし万人に影響を与えることが出来るのが学」です。一つの機械を作る、システムを作ることで万人に其の恩恵をもたらすことが出来るからです。
私たちは人として「仲間・友」を欲します。その最初の仲間、友が「家族」です。そして私たちには「尽くす喜び、尽くされる喜び」があるのです。これを「愛」といいます。
愛は「孝」ともいえます。
孝は「老+子」で出来た表意文字です。「親が子を慈しみ抱きしめる姿であり」また年老いた「親を子が背負う」表意文字でもあるのです。
大欲とは「物の楽を言っている」のではなく、「安心して暮らす精神」をいうのです。親は子のために、子は親のために「働き学ぶ」という現実の生活をすることが大欲であるのです。
愛があれば勇気を無くすこともなく、やる気を奮い立たせること無限なのです。愛されることよりも愛することの喜びです。
周囲を見回せばそれぞれ家族があり、会社があり、それぞれの組織があります。先の「親子の愛、共に働き学ぶ」精神を敷衍していけば社会は安心して生活できるようになるのです。
学んでも働かなければ何も得られないのが道理です。
「働くに追いつく貧乏無し」。
人生は苦もあれば楽もあります。時に共にあることが「大欲」の精神です。学びは永遠の楽しみであり喜びです。学び大欲を持てば行き詰まりも、閉塞感も無いのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌