淡々と

おはようございます。

大きな法要が終わりますといつも感じるのが出会いの喜びと別れの寂しさです。一喜一憂というのではなく、再会できた喜びと別れがたい寂しさです。
又会えることは分かってはいるのですが、どうしようもない気持ちです。
「淡々と」。
「君子の交わりは淡き水の如し」という語があります。この語は人情味がないというのではなく、「自分の都合では会わない」ということです。
私は「人様を信じています」。人様が在ることで「私の存在を確かにする」ことが出来るからです。出会いから多くの「気づきと発想がいただけるから」といっても過言ではありません。
これまでも何を為すべきかの方向性を沢山いただきました。これからも人様には沢山の「気づき」がいただけることでありましょう。
この逆もあります。私が人様の存在の力となっているともいえます。しかしこの在り方は「一歩引いて考えるべき」でもあります。
ですから「人様と出会うスタンスを変えない」というのが信条です。
出会いをよくするためには何が必要でしょうか、私は「変わらぬスタンス」だと思っています。そのスタンスが「自分の都合で会わない」ということです。
なぜならば、簡単なことで、価値がなければ「活かされない」からです。価値とは人様と比べて云々という価値ではなく、確かな自分を磨き続けるという価値です。
先日も書いていますが私は「心を説いています」、人情を説いているということです。人情とは何でしょうか、「仁・思いやり」です。
仁・思いやりとは言葉を換えれば「役立つこと・人のためになること」です。
ですから「自分磨きを日々として」、自分の都合で出会わず、人の存在で自分の存在が確かになることのために「磨く・勉強する」のです。それも淡々とです。
心の中に大いなる情熱を持ち人様を信じて出会いをこれからも重ねたいと思うのです。出会い、そして別れ、日常であるからこそ大切にしたいと思うのです。だからこそ喜びと寂しさが大きくもあるのです。
今日は節分ですのでお昼2時から「日数般若心経」365巻をお唱えして一年三六五日の安泰を祈願した後、今夜の「にんげん学」大阪講座にでかけます、ご一緒に学びましょう。会場でお待ちいたしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌