心の在りか

おはようございます。

昨日午前10時から34名の研修生の皆さんは寒い中素足で頑張っております。今日の夕方5時までぎっしりとスケジュールが詰まっています。今朝は座禅からスタート、小雨がぱらついており集中しやすいかもしれません。
「厳しい中に真実の自己を見る」。
人生、望み通りの現実はなかなか得られません、そこで大切なのは置かれた環境で「楽しむ」ことが大事です。楽しむことは難しいかもしれませんが「受け入れる」という気構えです。
自由にならないということを自覚して「不自由を思わない」という考え。
この世は全て一対、動と不動、上下、左右、自由と不自由というが如く相反するもので一対なのです。大地が動かないからそれを活用できますし、大きく反動することもできる、また止められる故に力を蓄えることができるが如くです。
反対するものがあることは悪いことばかりではないのです。それを活かす工夫が出来るチャンスでもあるのです。
人間の本質は厳しい環境や、楽しい中にこそ現れ出てきます。厳しい中にあって愚痴を言う己か、はたまた厳しさに立ち向かう己かです。
楽しさの中でも同じです。おぼれてしまうか、はたまたこれまで歩んできたことを更に踏襲して自分を戒め更なる成功を収めるかであります。
いずれにしましても、己の「心の在りか」を知ることは大切なのです。そして感情を論理に換え学び研究するきっかけとすべきです。
そのためにも自分が「苦しい」と思うこと、「嫌だと思うこと」を真っ正面から立ち向かうことです。なぜならば苦しみや嫌なことは概ね人様と共通している点が多いからです。
共通して似通っているから「愚痴とするのではなく」、苦しみや嫌なことを解決する努力をすることで社会の役に立ち、様々な仕事、機械や設備の改良工夫、発想につながっていくのです。
人間の喜びの最大のものは工夫すること、発想することにあります。ここに目覚めればチャンスと受け止めて楽しむことも可能となるのです。
以前に書きました「疾風に勁草を知る」と同様、ここ一番で力を発揮できるような人間性を養い作っていきたいものです。
明晩は「にんげん学」京都講座、京都地区の皆さん会場でお会いいたしましょう。明日は孟子の「性善論」です。人間本来は悪いことは出来ないという話、前向きに考えるのが本来の人間であるということ、今の時期にタイムリーな話です。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌