志と勤

おはようございます。

一昨日お昼過ぎに寺を出て「にんげん学」東京講座へ、昨日はお昼前に寺へ戻る、新幹線での移動は本当に早い、ただただ驚くばかりです。
東京で実質的に皆さんとお出会いしている時間は6時間強ですが、中味の濃い出会いをしています。緊張している時間もあり、楽しく般若湯を交わしながらの会話もあり、帰りの新幹線の中ではいつも思い返して感謝しております。
どこの勉強会でも同じ感想を持っております。忙中閑有りで、ご自身の人生に真摯に立ち向かっている、お忙しい方こそ時間を取ってくださる、だからこそ繁栄があるのだと、私自身の励みと未来へ向かう希望としております。
「志と勤は両輪」。
立派な仕事、大きな事業を成功させるためには、「志」と「勤」の二つの条件が必要です。
「志」とは目標です。はっきりした目標もなく動き回ることを「妄動」といいます。妄動では効果は上がらないのです。否、動けば動くほど、かえって妙な方向へ行くのが相場、欲に翻弄されるのです。
目標は大きいほどよいのは当然のことです。しかし、せっかく大きい目標を掲げても、それを「実現する」ための「手段方法が伴わなければ」、これまた計画倒れに終わってしまうのが落ちです。希望的感情論ではお話にならないということです。
そうならないために必要なのが「勤」すなわち「持続的な努力」です。
「志と勤は車の両輪」といっていいでしょう。人生の車を推し進めるためには、しっかりと目の前の仕事を勤め上げて結果を出す努力をおしまいことなのです。
このことは志がなければたとえ自分の人生とはいってもいい加減にしてしまい、結果も出さず、知識も技術も進んで高めようとせず、社会貢献しようという気概も出ないからです。
人生設計の大事は、「生涯を通じての目標、志を持ち」、それが無理なら、少なくとも一年ぐらいの目標は立てるべきです。目標を立てたらあとは「勤」あるのみ。
立派な仕事というのは「自分の心に嘘をつかない」ということが「序、始め」です。自分の志とは先ずこのことに目覚めなければ、妄動して、人を怨み、社会を恨んで虚しい人生となすのは必定であります。
何も難しいことではなく、まじめに勤めれば必然的に心身ともの喜びとなる、生き甲斐の持てる人生と為すことが出来るのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌