身から出た錆

おはようございます。

昨日は年一度、大阪府河内長野市にありますH社の「稲荷祭り」に行き、社長様以下幹部社員の方一同がそろっての参拝。
仕事、場を与えられたことへの感謝の祈願、お話をさせていただくのもありがたいことですが、祈りの場に出会えることの因縁の不思議を感じる、感謝であります。
感謝、言葉で言えば簡単な二文字、実はこのことが以外と出来ていない故に堕落し、心身ともに身を持ち崩していくのです。
何故かと言いますと、「自分の力だという誤った認識、慢心から」です。
「身から出た錆」。
万物、身のうちに「錆」を持っています。
磨かなければ錆びるのが自然の習い、習いとは「日々のこと」を言っている言葉です。ですから「日々磨かなければ錆びるのが真理、道理」なのです。
四書五経の一つ「大学」に「一言事をやぶり、一言国を定む」という言があります。この世は一言を以て「国をやぶり」、一言を以て「国を定む」のです。
それほど「言葉」というものは「身を興すか亡ぼすか」大事な「ポイント」なのです。
国、会社、家、個人を安定させるも、破滅をもたらすのも「たった一言、たった一つの行い」なのです。一言が「過去の業績もムダに」し、「未来への展望も閉ざす」のです。
言葉とは人の心を左右する「偉大なるもの」だということを肝に銘じなければなりません。
私たちはどのような立場の人と相対したとしても「お客様と話している」という「尊敬の念」が無ければなりません。
人間の油断はどのような状態、どのような状況に於いて生じるのでしょうか?。歴然としています、相手が「下と感じたとき」、「相手が大切に扱ってくれたとき」です。
このような状況に置かれたときに「錆が多く出るのです」。
人間は褒められて「いい気にならない人はおらず」、「威張らない人はおらず」、全く以て状況や状態に於いて簡単に「幼稚さ、無知をさらけ出す」のです。これらはいずれにしても「習い、日々の鍛錬の無さ、戒めの無さ」から生じた結果でもあり、「理念の無さ、精神の欠落」からくるのです。
心の中に「錆のあることを忘れず」日々の鍛錬を怠らず「磨き上げ」てまいりましょう。「人の振り見て我が振り直せ」。人様の失敗でも成功でも「人ごとと見ては成らず」です。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌