支え合う

おはようございます。

暖かい日が続いております。「暑さ寒さも彼岸まで」とはよくいったものです、俗諺でも侮れません。昨日から春のお彼岸、23日までの一週間一層ご先祖様への感謝を捧げましょう。
季節の巡り来る道理、時の大事を見る心や目が無ければどんなに意欲があっても人生の花を咲かせることは叶わないのです。四季の移ろいに関心を示さないということは、日常の中の変化も見落とすということです。
親の意見は冷や酒のようだ、後から効いてくるというのも、まったくその通りでしょう。この世にオギャ〜と生まれて初めて人の温かさ、厳しさ、人情を教えてくれるのが「親」です。
子供を愛するが故、心配するが故様々な意見もするのです。時に子供に反感を持たれても意見をする、愛情があればこそです。
自分の力で何とかしようと思うのも人情、大事なことです。それ以上にこの「自分の力で」と思う心が誰にでもあるという「思いに至ることも大事です」。
「支え合う心」。
愛情と厳しさ、この二つがなければ子供は確かな成長はないのです。会社の経営でも同じ事がいえます。子供や社員を立派に育てよう、子供の行く末が安泰でありますようにと祈らない親や上司はありません。
人間、大人であれ、子供であれ、厳しい言葉には反発をするものです。「善、責めるなかれ」で、善い世界へ導こうとした場合には言葉で責めることは反感を買う、反発心を起こさせるだけとなります。
善に導くには、ではどうするか、ということです。
何を以て支えるか、ということです。
やはり自分が、上司が、親がお手本として「従う対象を持つこと」です。その対象が「ご先祖様」ですし自分の「先輩」を大事にするということです。ご先祖様に「自分が従う姿を示す」、先輩に「自分が従う姿を示す」ことです。
示す形の中に支えるという「法則」があるのです。「体は心を表す」。
形となるのは、形となる法則があるから形と為すのです、また体となすのは「心を法則に導いてこそ、なっていく」のです。
「心が体を作る」、又「体が心を作る」といってもいいでしょう。漫然と生きていれば「漫然とした体をなし」、しっかりと「法則を意識」して道理に従って生きれば、「活力ある体と為す」のです。
愛情を愛情として子供に受け止めてもらうには自身から率先して厳しい体をなし、言葉では厳しさを責めることなくすれば、必ずや子供を支えることが可能となるのです。部下に対しても同じ事がいえるでしょう。
何事も方法があるのです。
家庭の安泰、会社の安泰は先ず己が自然の如く厳しい体をなし、周囲に示し、押しつけること無くあれば、安泰はなるのです。
今日は愛宕寺の彼岸会法要です、是非お参りください。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌