極めない

おはようございます。

連休で行楽に行かれておられる方も多いことでしょう。行き帰りには十分に気をつけてください。
連休に心華寺では研修を受けておられる方もあり、様々な過ごし方があります。学ぶときも、楽しむときも、いずれにしましても楽しくなければ人生はいけません。
「楽しみは極むべからず」(礼記)。
人生には楽しみが必要です。
あくせく働くばかりでは人生に幅も出ない、せいぜい楽しいことを心がけたいものです。
問題は、その楽しみ方です。
ゴルフに行ったとします。誰でも、「ああいいなぁ〜」と思うでしょう。できたら一週間ゴルフ三昧の生活を続けてみたいと願います。だが、暇を見つけてたまに行くから楽しいのであって、毎日そんなことをしていれば、楽しみどころか、かえって味気のない思いがつのるだけとなるのです。
楽しみ事は、のめり込めばかえって苦しみを増すのです。「楽しみは極むべからず」、ほどほどがよいのです。
楽しみで人生を乱すほどであってはならないでありましょう。身の丈にあった楽しみ、分相応な楽しみ、こう考えますと私などはやはり日々ご本尊様のお下がりである般若湯を感謝していただくのが一番のようであります。
楽しみの一つにやはり友、同志と語り合うというのもいいですね、ブログでコメントをくださる人との語り合いも楽しみの一つです。
「君子の交わるは淡き水の若(ごと)し」(荘子)。
しかし友との交わりはこのように在りたいものです、先の語は、つぎのような語と対になっています。
「君子の交わりは淡き水の若し。小人の交わりは甘き醴(れい)の若し」。
君子の交際の仕方が水のように淡々としているのに対し、小人の交際のしかたは甘酒(醴)のようにべたべたしているというのです。
べたべたした付き合いが何故まずいのでしょうか。すぐあきがきて、長続きしないからであります。くっつくのも早いが、別れるのも早い。
その点、水のように淡々とした交わりは、いつまでもあきがこないので、長続きするというわけです。
良好な人間関係を築こうとするならば、君子の交わりを心がけた方がよいのかもしれません。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌