聞くことを恥じない

おはようございます。

昨日も花冷えの中新たな研修生の皆さんが入山されました。一昨日入山の皆さんは今日お昼前に下山予定です。
新人の皆さんは初めて体験する厳しいスケジュールに正直に真摯に取り組んでいただいております。素直な態度に大変感銘しております、一生懸命に取り組まなければという姿勢がとても嬉しく、彼らの素直な心に接し学ぶことを多くし、純粋になります、ありがとうです。
「下問(かもん)を恥じず」。
目下の者に教わることを恥としない、という意味です。
論語「公冶長(こうやちょう)」篇15条。
「子貢(しこう)問いて曰く、孔文子(こうぶんし)は何を以て之を文と謂うや。子曰く、敏にして学を好み、下問を恥じず。是を以て之を文と謂うなり。」。
意は「子貢が衛の大夫である孔圉(こうぎょ)が何故に文という諡(おくりな、亡くなってから与えられる名)を得たのであるか、孔子に尋ねた。これに対して孔子は、なるほど孔文子の行いは必ずしも十分でない点もあるが、彼は敏捷(びんしょう)に学問を好んだ。また彼は自分より身分の低い人或いは年令の若い人に対しても問うことを恥じない。かくの如く道を聞くことに熱心であるから、文という諡を得たのである、と答えた。」。
私たちは聞く、尋ねるということが以外と出来そうでできないのが現実です。
「聞くは一時の恥聞かぬは一生の恥」ともいいます。
私たちは人生の確立、目標に向かって歩んでいます。時に知らないことに行き当たることは必ずあるのです。
時に尋ねられるかどうかが人生成長の大きなポイントであることは間違いのないところです。
「知るを知ると為し、知らずを知らずと為す」が真の知る人でありましょう。己が己を隠して何の益もなく、害あるのみです。
私たちも新人の皆さんも聞くことを恥とせず、失敗することを恥とせず己に正直に、そして人様に対しても正直に在ってほしいものです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌