人の目

おはようございます。

昨日も良いお天気の中お昼から研修生の皆さんが入山、満開の桜も一緒に出迎えてくれました、やはり緊張した顔は美しい、こちらも緊張して出迎えました。
二十二、三の頃の私は比叡山で休む暇もなく夢中になってその日その日を夢に向かって過ごしておりました。夢も忘れて過ごしていたといった方がいいのかもしれません、考える暇もなかったように思います。
お陰で無心になる自分が作られたように思っています。苦しかったことが今は幸いしていることに感謝しております。
「人の目」。
幼少の頃は出来が悪かったので人の目が嫌で嫌でたまりませんでした。今では逆に「人の目があることに感謝」しております。
人の目があるからこそ「辛抱も出来る」からです。そしてその「見栄」が良い方に身についた、それ以上に人の目があることで「自分で限界を作らなかった」ことが嬉しくもあります。
「人が私を人にしてくれた」といっても良いでしょう。
豊臣秀吉の軍師である鄢田官兵衛に秀吉が問うたそうです。「この世に最も多きものは」、官兵衛答えて曰く「人なり」と。また秀吉問う「最も少なきものは」、答う「人なり」と。
秀吉はこうも歌っています。「多き世に 人と為せ人 人となれ人」と。
私たちは人と共にいることでプレッシャーを感じます、しかしその心の裏には「よく見られたい」という思いがあるからこそプレッシャーとなるのです。
もし人が人の目に気を留めなくなれば、どうなるのでしょうか。「行儀が悪くなる」のです。それ以上に「進化を止めてしまう」こととなるのです。
これがいけません。
人様の目のあることに感謝をして夢を目指して勇気を出して堂々と歩みましょう。そうすることで桜の花を多くの人が見上げるように、人が見上げてくれる人生と為すかもしれません?、信じて歩みましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌