無心を保つ

おはようございます。

「にんげん学」京都講座ご出席の皆さんありがとうございました。お忙しい中を都合をつけてくださる、ありがたいことです、お陰様です。
5月は11日(月)となっています、お忙しいでしょうが来月もどうぞ都合をつけてご出席ください。
今夜は「にんげん学」大阪講座、大阪地区の皆さん会場でお待ちいたしております。
誰にでも都合はあります、自分を中心に自分の都合だけで考えていけば行き詰まるのが道理です。
誰しも都合がある、ということを知れば予定を確かにして仕事も確かに進め、都合を合わせるということが出来ていくのです。そうすることで喜びを共有できていく機会が多く得られ、仕事の展開をも作るきっかけとなっていくこととなるのです。
昨日も嬉しい電話が入りました、大阪にありますS社の社長様から当寺での研修のお陰で新入社員の皆さんを無事配属出来ましたというお礼の電話です。
これなども出来そうでなかなか出来ないことです。お陰様の心を現実に表した行動、行為です。発展して行かれる会社のトップの姿勢とはこのような在り方が大事でありましょう。
「無心の状態を保つ訓練」。
私たちは自分が一番大事なのは言うまでもありません、大事な自分の心の世界に仕事や人様を確かに載せていこうとするならば、「心を平ら」にしておく必要があります。
物を載せようとするならば、机でも台でも平らにしておかなければ「ずり落ちてしまいます」。載せているつもりでも心が平らで無ければ「落ちる」ということです。
何事も「縁に因って」発展がある。
以前「中庸(ちゅうよう)」をご一緒に学びました、又いずれ学びなおしたいと考えております。中庸の教えとは「偏(かたよ)らざる、これを中といい、易(か)わらざる、これを庸という。中は天下の正道、庸は天下の定理なり」というものです。
正道とは「オーソドックスな学問の方法」。定理とは「一定普遍の道理」であります。
「喜怒哀楽の縁に注意」しなければならない。
何も起こっていない状態を「中」といいます。故に喜びに会えば心が喜びとなり、怒りに会えば怒り、哀しみに会えば哀しみ、楽しいことに会えば楽しくなるのが私たちなのです。
出会いから「さまざまな心が生じる」わけですから、このことをしっかりと知る必要があります。
結果が生じるということは、結果を生じたという「道」が在った故です。
人間の本来の心は「無心(有心)」です。仏教で言うところの「空」の状態、縁によって様々な心が生じるということです。
ですから過去の出会いに因ってもたらされた結果で「固定観念とせず」無心に「新たな出会いをする必要性がある」ことに気づかなければならないのです。
この「心の在りよう」が出会いから大きな発展となるのです。無心(中)の状態を保つ訓練をすべきなのです。それは学びからしか心の鍛錬は出来ないことを知りましょう。
偏った、とらわれの心で出会いをすれば正しい物事の判断はできないからです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌