過去・現在・未来

おはようございます。

若葉が次第に色濃くなってその中に大きな八重の桜がかわいらしく見えています。自然はいろいろな木々や花々が混ざり合っていても美しいものです、競い合わないからかもしれません。
又見ている私たちもどれがきれいかなどという計らいを持たずにして見ているから美しく感じるのかもしれません。
人様を見るときもこのようにありたいものだと、反省しております。
昨日も未来への可能性の大なる若者達が130名入山してまいりました。
「過去・現在・未来」。
真実の実相は「不生不滅(ふしょうふめつ)」です。何か難しいことを書いているようですが、何も難しいことではなく、今きれいだと思っている桜だとて明日は散ってしまう、散った桜が地面に落ち泥まみれになった花を見ても誰も美しいとは思わないのです。しかしいずれも真実の姿、また美しさにも汚れた姿にも執着せず、全ての姿を見てこそ真実の実相を見ることが出来るのであります。
私たちが他の人を見たとき、輝いている人もあれば、そうでない人もあります。しかしいずれにしてもその時はその時の実相を見ていることに他なりません。
自身の人生を振り返ってみても一喜一憂したこともあります。それすらも実相、どちらもその時は真実喜び、真実憂いたのであります。
故に不生不滅の実相を私たちは観なければなりません。
自然の道理は万物を育むという「法(道)」を持っているのです、それによって桜は桜と為し、法の存在を自然は私たちに示してくださっているのです。
時に人である私たちは自然の法によってもたらされた花を見て、その報いに応じ庭に桜を植えたりと為すことで又人様にお返しができるのです。
過去、現在、未来へと継続する「法(道)」の在ることを覚り、自然がもたらして下された様々な資源(万物)を活用し、未来へつないでいくのが私たちの使命でもあるのです。
美しい桜を愛でたならば「育てる」ということを体現することへ目覚めなければならないのです。また育てれば「育つという法に目覚めるべき」なのです。
芽吹き、花咲き、散るという実相を見て、法則に循環のあることを確かにしなければ、徒に一喜一憂をくり返すだけの人生と為します。
自然は時季を隔てていろいろな花を咲かせるのです。人生の花咲く時季も「それぞれの人で違う」のです。「事の実相を観れば」常に磨き精進し、己を育てることを忘れず、社員の方や部下の方を育てることを忘れなくなるのです。
外の景色(人)を見てうらやんだり、嘆いたり、慢心したりと一喜一憂することなく実相を味わって、尊敬し己に顧みて精進することが人生の要道でもあるのです。
自分を見失うことのない苦楽共に味わえるような人生と為したいものです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌