言葉は真っ直ぐ

おはようございます。

昨日は四月下旬とは思えぬ寒い一日でした、 北海道では雪が降っているようで体調にはお互い気をつけましょう。
愛宕寺の目の前は関門海峡、向こう側には九州門司が見えます。関門海峡の流れは川の如く速く、人生の川を渡るが如くのように感じられます。
目の前に岸が見えるのになかなか渡ることが出来ない速い流れ、今は関門大橋もあり、トンネルもありますが、古は海峡を渡ることは至難な事であったでしょう。
しかし向こう側に確かに岸が見える、遠くを見つめながら人生を歩む姿に似ていると海峡を間にして門司を見るたびに思っております。
山から遙か彼方を見ることも好きです、もちろん果てしない海を眺めることも。
遠くを見ることで心の中に遮るものがなく、自分の人生の夢がかなうような思いが確かにするからです、「心の自由が感じられる」、そして人生のイメージが確かになる。
同じような思いは「言葉、学問にも」感じます。
「言葉はまっすぐ」。
私は日々真理の言葉を心に保ち声に出し歩んでおります。故に安心して一日を過ごしています。先に書きましたように「心に自由が得られる実感がある」からです。遮るものが無いが如くに無心に目標に向かうことが出来る喜び。
「喜怒哀楽の発するこれを中という」と中庸に説かれてあります。私にも喜怒哀楽を感じる心はあります。
皆さん目標は「人生の生涯の目標、生き様」だということを確かにしましょう。その時々に得られるものは目標ではなく、「目標を達するために必要な世界」なのです。
時々の喜びや怒り、そして哀しみや楽しみ、当然私にも普通の心がありますから、喜怒哀楽に出会いましたら喜怒哀楽の感情はわき出します、当然です。
私には目標があります、生涯「こうありたい」という生き様です。それは喜怒哀楽に出会ったとき、喜びを共に、人の怒りを怒りとして解決を、人の哀しみを哀しみとして再び哀しみが起こらないように、楽しみは人と共に、そして自分の楽しみは人より後れて楽しむ、という在り方目標、生き様です。
一喜一憂はありますが、遠いところ、生涯に目標を置いておりますので、自分の心を妨げるものはないのです。
言葉、教えは目標に真っ直ぐです、だから迷わないのです。どのような喜怒哀楽があったとしても日々の現実に真摯に立ち向かって行くことが目標に達することだと思っているからです。
人間は仕事をして食べていかなければなりません、しかし自分の身のことばかりを考えていると小さくなるのが道理、出世や成果を気にしすぎるあまりに器を小さくしないためにも、我欲を離れた考えも大事なのです、それを志すことも人として大事だと考えているのです。
そのためにも教えを真っ直ぐに見て、果てしない前を遮るものもない海を見て我が身を振り返るのです。
今夜は「にんげん学」小倉講座、会場でお待ちいたしております。今月の最終週、一ヶ月の締めくくりを確かにするためにもしっかりと学びましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌