休むときは休む

おはようございます。

実家の寺の鐘の音で目覚めました、実家では子供に戻り兄に甘えて寝坊させてもらっています。上に5人いるのですが皆にかわいがってもらって末っ子の特典だと感謝。
「しっかり休む」。
昨日は上野から山形新幹線に乗り帰郷、上野駅は東北なまりの乗客が多くホームから田舎のような気分。
山形県に入りしばらくしますと小さな赤い実のサクランボが見え出します。それを眺めますと一段と故郷へ帰った気持ち。
今年のサクランボの出来は今一つのようです。実家にちょうどサクランボ農家の方がお参りに来られていましたので何故不作か尋ねますと、雪が降らなかった、寒くなかったのが原因とのことです。
雪が降り、寒い冬ですとしっかりとサクランボの木が休み寝入るそうです。所が余り寒くなりませんと、休みが足りず、昨年の疲れがとれない状態となり、また変に暖かい日が続きますと木が錯覚して芽を出ささなければ、出さなければと早い時期から中途半端な力を出すのだそうです。
そうしますと花の時期にしっかりと花が咲かず、しっかりと花が咲かないため受粉の体勢がとれず、実らないそうです。
自然の摂理とは至極当たり前で当然のことだとお話を伺って感心しました。
人間も同じです。一日を確かにしてしっかりと夜は休む、そして疲れを取り明日に備える。一日の予定をあれもこれもと立てず、確かにすべきことを行い結果を確かにして、夜はゆっくり休むことが大事なのでしょう。
為すべき予定も立てず、気持ちだけが先に行って、確かな準備も学びも体勢も調えずでは内面の充実が図れません、故に希望は持てず、不安な気持ちが起きて夜もおちおち寝ていられないという状況を自ら作ってしまうのです。
「遠く慮ばかり無ければ、近き憂いあり」、とならないように遠い未来の志を確かにして日々一歩ずつ確かに予定を立て夜はゆっくり休むようにしましょう。
そうすることで縁(花の咲く時季)が来たれば素晴らしい縁を確かにすることが出来るのです。何も養わずに縁が来たっても縁は得られないのです。
明日は「にんげん学」京都講座です、京都地区の皆さんご一緒に学びを確かに致しましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌