許し、許さない

おはようございます。

昨日はお陰様で皆さんがお参りになる頃にはお天道様が顔を出し蝉の声と一緒に皆さんと読経が出来ました。
蒸し暑い本堂で長時間にわたるお勤め、ご先祖様を大切に思う心とご家族の安泰を願う真摯な姿に心はさわやかでありました。
全国から「盆・施餓鬼会先祖供養」をお申し込みいただきましたありがとうございました。確かに心を込めて供養させていただきました。後日「回向之証」をお送りいたします、仏壇にお祀りしてお祈りください、更なるご利益があることでしょう。
日々ご先祖様へ感謝の祈りを捧げることで人生を豊かにできます。
明日は愛宕寺の「施餓鬼会法要」です、午前10時からですので是非お参りください。
「許し、許してはいけない」。
変な書きようですが、何を言っているかと申しますと、「己に厳しく、人には寛大に」ということです。往々にしてこの逆となりがちです。
このような姿勢を生き様としたいものです。菜根譚、一六六に、
「人の過誤は宜(よろ)しく恕(ゆる)すべし。而(しか)れども己に在りては則ち恕すべからず。己の困辱(こんじょく)は当に忍ぶべし。而れども人に在りては則ち忍ぶべからず。」
意は「他人のあやまちは許すようにすべきである。しかし自分のあやまちはみずから許してはいけない。自分のつらい境遇は耐え忍ばなければいけない。しかし他人の困っていることはだまって見ていてはいけない。」。
社会がこのようであれば更に良くなるのではないでしょうか。己に厳しくとはなかなかに難しいことです、又困難なことや辛いことがありますと逃げてしまいがちです、自身が選んだ道であります、それを耐え忍ばずしては道は切り開かれないのです。
しかし人様が困難に遭っているときは率先してサポートすべきでありましょう。
8月出だしの週、盆の休日前でもあり多くの人と出会うことでありましょう。この言葉を忘れずに人様と接してください。人生に行き詰まり感が生じるとすれば自分のことしか考えられなくなっているということでもあるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌