仕えること

おはようございます。

昨日の朝書き込みを終えてしばらくしますとぐらぐらと地震があり驚きました、テレビを見ますと静岡で強い地震があったということで、時間が経ってくると大きな地震だったということが分かり、皆様には心よりお見舞い申し上げます。
お盆休みに入っている方も多いのではないでしょうか、いや未だ休みには入っていないよ暦通りだという方もおありでしょうが、ゆっくりとお休みして英気を養ってください。
「仕えること」。
社会や会社ではどなたでも仕事というが如く仕えているわけです。孔子の弟子、子路も仕える道を質問しました、誰でも聞きたいところです。
論語「憲問篇」第十四、二十三条に「子路、君に仕えんことを問う。子曰く、欺くこと勿かれ。而して之を犯せ。」。
意は「子路が、人君につかえる道を質問した。これに対して孔子は、心を誠に存して、仮にも欺くことのないようにせねばならぬ。而して顔を犯しても忠言して、その道を進めるがよい、と教えた。」。
子路という弟子は性、剛直でしたから、たとえ人君であっても顔色を変えても悪いことをしたら諫めたことでしょうが、
欺くという点になりますと子路を少々疑わざるを得ないと考えたのが孔子です。何故かと言いますと、剛直なばかりにできない、ということが言えないからであります。
知らざる事をも知ったものとして主張してしまい、出来ないことでも出来ると言い、心にもないことを押し通す癖があったのです。「これが偽り欺くこと」であります。
私たちも往々にして言葉に対して何の考えもなくただ言葉で返すという愚かを行う場合があるのです、そして自分の首を絞める。
孔子は特にこの点を第一に揚げたのであります。
商談や上司に仕える上に於いて「調子の良いことを言ったり」、「耳さわりの良いことを言ったり」して相手を欺き、それ以上に己を欺く事をしてしまいがちなのです。
このことが一番よろしくないと孔子はいうのです。
欺くことは何事の発展も自ら閉ざしてしまい、それ以上に信用を失うこととなるのです。
お盆休みの間、半年を振り返って休み明けのお仕事に対してください。
今夜は「にんげん学」大阪講座、大阪地区の皆さん会場でお会いいたしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌