固執しない

おはようございます。

「にんげん学」大阪講座ご出席ありがとうございました。
厳しい暑さがようやくやってきたという感じです、外でお仕事なさる方は熱中症に用心し水分を十分に補給し無理をせずがんばってください。
無理をせず頑張るという表現もおかしな言い方ですが、とにかく無理をしないように。
固執しない」。
私たちは人と共に働き人生を歩んでいます、そんな中で時には意見の違いが生じる場合はあります。それぞれが会社のためや目標達成のために意見を交わすわけであります。
仲違いをするために意見を交わしているわけではありません、しかしあまりにも自分の考え方に固執してしまいますと最後にケンカになってしまい、どうしようもなくなるという愚かな結果を導いてしまうのです。
「若(も)し意を得て相許(あいゆる)さば、彼此利有(ひしりあ)らん。若し心を執(しゅう)して相争(あいあらそ)わば、彼此道(ひしどう)を失せん。」(伝教大師、顕戒論(けんかいろん))。
意は「互いに相手の意を汲みあって許し合うときには、互いによい結果を得ることができる。しかし、互いに自分の考え方や立場に固執してあらそうときには、互いに道理をそれてしまう。」
これは有能な人がそろっていながら「船頭多くして船山に上る」と同じように「指図する人間が多いために統一がとれず、見当違いの方向に物事が進んでしまう」こととなり、結果はいいようにはならず、能力も活かせず、破滅するような事態を生じてしまうということです。
良いときもあり悪いときもあるのが人生ですが、どのようなときでもお互いがお互いの知恵と能力を生かし合う「認め合う」という「心が大事」なのです。
そうすることで更に一層レベルの高い結果が出るのです。認め合い許し合うことでの相乗効果です。
己の意見に執着する余り己も人をも損なうような人生であってはよくありません。明日は「にんげん学」東京講座です「心を学びましょう」会場でお待ちしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌