自分に無いものを

おはようございます。

今月も半月を過ぎお盆も休みも終わり今日から又お仕事という方が大半ではないでしょうか、新たな気持ちで暑さに負けずに精進ください。
お寺はいつも書いておりますように休みがありません、家族には申し訳ないと思っております、理解してもらうしかありません。
このように書くのも言い訳めいておりますが、すべてに満足というような人生はあり得ないでしょう、それよりも相手に対して不満とする人生はこれまたよろしくない、不満は「すべての思考を停止してしまう」からです。
「自分に無いものを」。
いろいろな人に出会って教えを得ています。そんな中で「自分にないものを持っている人を好きになる人と、嫌う人がいる」ことがわかります。人間性とはおもしろいものです。
私にも好き嫌いはありますが、極端になるということはありません。いずれにしましても私自身はいろいろな面で「自分にないものを持っている人を参考に」しています。
このことは新たな自分に目覚めるために心がけていることでもあります。
対人関係においては「相手をよく見て対処すべき」です。確かに対処するには確かに相手を見る必要性があります。
「敵を知り己を知れば百戦危うからず(孫子)」、多くの人が相手を知るべきだということは知ってはいるのですが、知ることを実行しないという人の多いことも事実です。
いろいろな人の会話を聞いておりますとそれがよく分かります。知らないことを言われますと、それに対して「反発して勝とう」とするからです。「相手を認めない、相手を知ろうとしない」会話が多いのです。
ですから出会っても「縁に出来ない」人が多いのです。
この宇宙は創造変化の連続です。このことは固定観念の打破でもあります。ですから知らないことや、自分の知らないことを知っている人に出会うということは「飛躍のきっかけ」でもあるのです。
「注・(固定観念(こていかんねん)は、固着観念(こちゃくかんねん)とも云い、心理学の用語で、人が何かの考え・観念を持つとき、明らかに過ちであるか、おかしいと思える場合、他の人が説明や説得を行っても、あるいは状況が変わって、おかしさが明らかになっても、その考えを訂正することのないような観念を指す。)」
真実人生の勝利を得ようとするならば観念を固定せず日々の出会いから学ぶことを常とすべきです。今週もしっかり祈り学びましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌