大道を進んでも・・・

おはようございます。

「にんげん学」小倉講座ご出席の皆さんありがとうございました。昨日はさわやかな一日でしたが暑さ寒さに関わらず仕事の都合をつけてご出席くださる、皆さんの人生に対する真摯な姿勢を感じ嬉しいことです。
予定を立てなければ自分の時間を生み出すことは出来ません。予定を立てず指示だけで日々を過ごすようでは人の眼や言葉が気になり自分の時間を作り出せないのです。
自分の人生を歩めない、自分のために学べないという事にもなるのです。自分のために学ぶことが出来ない故に実力を養うことが出来ず、いつも悶々とした人生を送ることとなるのです。
自分の人生を歩めない原因が予定、目標を立てないことにあるのです。
「大道は多岐なるを以て・・・」。(列子)。
先の語は「大道は多岐なるを以て羊を亡(うしな)う」と列子にあり、「多岐(たき)」とは、分かれ道です。したがって、この言葉の意味は、「大きな道には分かれ道が多い。だから逃げた羊の姿を見失ってしまう」ということです。
列子」は、人生もこれと同じだというのです。分かれ道が沢山あるので、ついつい迷い込んでしまい、肝心の本道を忘れてしまう。これを略して「多岐亡羊(たきぼうよう)」、あるいは「亡羊の嘆(たん)」などといいます。
人生には、目標があったほうがよろしい。その目標も、なるべく十年単位ぐらいの長期のものであることが望ましく、たとえば、三十代にはこれを実現し、四十代にはこれを目標にしようといったぐあいにです。
人間、十年も同じ目標を追求していれば、たいがいのことはものになるものです。
だが、人生には人の心を魅惑する枝道が多いのです。せっかく立派な目標を立てても、そういう枝道に迷い込んでしまったのでは、いかんともしがたいのです。そうならないためには、常に目標を再確認する作業が必要になるのです。
毎月の「にんげん学」講座への出席もその確認の一つとしていただければと願っております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌