危機管理は仁で

おはようございます。

「にんげん学」東京講座ご出席の皆さんありがとうございました。初参加の方もあり毎回どなたが来てくださるだろうという嬉しいハラハラどきどき感を楽しんでおります。
来月は9日(金)であります、時にはお一人で音読をして味わってみてください、来月も楽しみにしております。
昨日は論語、先進第十一の講義でした、論語はどこから読んでもどこを読んでもお手本になるものばかりで学べば学ぶほど処世の心構えや行動に感心するばかりです。
論語は「仁」を貫いている書、どのような会話でも誰と話している場面でも仁、思いやりを以て対している話です。
知識を生かすにも、技術を生かすにもその根底に「仁」があれば粗漏なく、失敗を少なくします。
「危機管理は仁で」。
仁は「相手を思いやる心、相手を立ちゆくようにする心」です。日々の「仕事は相手があってのこと」です。ただ単に仕事をするだけではなく、やはり「相手を考えて、相手が喜ぶように」仕事をしなければいけません。
相手を考えるということが「仁」です。
ところが仕事も慣れてきますと知らず知らずの中に相手のことを忘れ、相手を思いやる心も失せ、結果「何のために仕事をしているかを忘れてしまうこととなり、自分のペースで仕事をして大失敗を起こしてしまう」のです。
これらはすべて「仁の欠落、思いやりの欠落」からです。
「お相伴(しょうばん)」という言葉がありますが、これはお茶の世界で使われる言葉です、意は「あなたがあって私がある、という意味です」。人生は「相手があって私です」。
仁は「危機管理」で最も大切なことです。相手のことを思う心が無くなったとき大きな失敗をするのだということを肝に銘じましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌