逆境の時、順境の時

おはようございます。

台風18号、各地に爪痕を残して去りました、自然にはなすすべもありません、被災された皆様の復興を心よりお祈りいたしますと共にお見舞い申し上げます。
今夜は「にんげん学」東京講座、ご出席の皆さん、会場でお待ちいたしております。
「逆境の効用と順境の陥穽(かんせい)」。
人は誰しも苦労や辛い思いをしたいと考えている人はおりません、又進んで苦労をする人も少ないでありましょう、もちろん目標に敢然と立ち向かっている人は沢山おられます。
人生には苦労や逆境はつきもの。
菜根譚100条に「逆境の中(うち)に居(お)らば、周身皆鍼砭薬石(しゅうしんみなしんべんやくせき)にして、節を砥(と)ぎ行いを礪(みが)くも、而も覚らず。順境の内に処(お)らば、満前尽く兵刃戈矛(へいじんかぼう)にして、膏(こう)を銷(と)かし骨を靡(へ)らすも、而も知らず。」。
意は「人間は、逆境にいるときは、身のまわりがすべて鍼や薬のようなものであり、その逆境によってけじめを磨き、行為を研ぎすまされているのに、しかも自分ではそのことがわからない。
これに対し、人間は、順境にいるときは、目の前のすべて刀や鉾のようなものであり、一見順境に見えるようなことによって身体は解かされ、骨身もけずられているのに、しかも自分ではそのことに気がつかない。」。
「にんげん学、心学」を学ぶ重要性がここにあります。
逆境に遭えばこそ、磨かれ研ぎ澄まされ、逆境の効用は大であるのです。順境と思えばこそ堕落が始まる、このことを知れば自身をコントロールし、迷いの道にはいることなく、落とし穴にはまることもなくなるのです。
いくら才能があったとしても「心に目覚めなければ」その才能を生かすことが出来ないのです。
「にんげん学」東京講座の会場でお会いいたしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌