心を高潔に保つ

おはようございます。

努力しても報われないときは多々あるものです、しかし努力はすべきです。努力しなければ何物も得られず自分で自分の人生を否定してしまうからです。
「心は高潔に」。
夢、志を持って、日々「どうあるべきか」を確かにしておりませんと、「心身を貧しくしてしまいます」、これを用心すべきです。
夢を持っていてさえ困難なことはあります。夢も志もなにも持たずに日々を過ごせばどうなるかは一目瞭然、ただ堕するのみです。
菜根譚、八五条に「貧家も浄く地を払い、貧女も浄く頭をくしけずらば、景色(けいしょく)は艶麗ならずといえども、気度(きど)は自ずからこれ風雅なり。士君子、一たびは窮愁寥落(きゅうしゅうりょうらく)に当たるも、いかんぞすなわち自ら廃弛(はいし)せんや。」。
意は「貧しい家でもきれいに庭先を掃き清め、貧しい女性でもきれいに髪をとかしていれば、外見ははなやかで美しいとはいえないが、品格は自然と趣が出てくるようになる。
だから、一人前の男たる者は、いったんは困窮の境遇や失意の状況に陥ったとしても、そんなことでどうして安易に自分から投げやりになってよいことがあろうか。」。
人生思い通りにならないときもあり、貧したり、窮したりするときもあるのです。だからといって「貧すれば鈍する」ではいけません、貧乏することで、生活の苦しさのために精神の働きまで愚鈍になってはならないのです。
凛として生きる、そうすれば内面からの輝きが増して必ずや努力から素晴らしい出会いが得られ、希望溢れる芽が萌していくのです。
人は人を求めています。そのためにも「心学」は大事です。
夢、志を持ち困難な状況に遭ったとき「どうあるべきか」を確かにしておかなければならないのです。人間の品格は窮したとき、得意なときに現れるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌