真実の美しさ

おはようございます。

「にんげん学」小倉講座ご出席の皆さんありがとうございました。来月は寒さが厳しくなっているでありましょう、インフルエンザに気をつけて元気に来月もお会いいたしましょう。
九州の山々はまだまだ青々としています、東北は紅葉が進んでいるのではないかとの思いをしております、来月の中旬に故郷に帰りますのでそのような思いをしました。
「仮の美しさと真実の美しさ」。
菜根譚下篇、3条に「鶯花(おうか)茂くして山濃く谷艶(たにえん)なるは、総て是れ乾坤の玄境なり。水木落ちて石痩(いしや)せ崖枯(がけか)れ、纔(わずか)に天地の真吾を見る。」。
意は「鶯が美しい声で鳴き、花は咲き乱れて、山も谷も色こまやかであでやかな美しい春の姿は、それはすべて天地の仮のまぼろしの姿であって、ほんとうの美しさではない。
谷川の水も枯れ、山の木立の紅葉も落ち尽くし、石のこけは消え、岸の木々も枯れた晩秋の姿は、すべての虚飾を去った真実を示したものであり、それでやっとそこに天地のほんとうの様子を見ることが出来る。」。
無になればこそ有が生じるものです。
真実の己を知り、徳に目覚めなければ一時の繁栄も仇になるのです。総ては無に帰するもの、それを知れば慢心せずに学ぶことが出来ます。
又人様を観る目も自ずから違ってくるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌