霜を履みて

おはようございます。

11月霜月今月も宜しくご愛読ください。
今朝0時30分に誠澄は「懺悔練行」の初日を迎え出行しました、これからの21日間、自身の大願と皆様の大願成就のために33キロを毎夜歩きます。「六根清浄を一心に念じての修業」、皆さんの大願がきっと叶うことでありましょう。この好機に是非大願をご祈願ください。
また今日は心華寺「月例・幸福開運護摩祈願祭」、月初から皆さんと一緒に読経の唱和、とても嬉しいことです。
毎日お護摩を修しております、護摩の炎を拝みますと魂が清められ浄化していくのを実感、ありがたいことです。
日々皆様から寄せられた「添え護摩祈願の成就」を祈祷させていただく緊張感にも充実感があり、今日は皆様とご一緒の護摩法要、心がときめいております。
「霜を履(ふ)みて」。
一週間もすれば立冬、これからは霜が降りたり、氷が張ったりと寒さに向かう季節。天気予報の図では雪マークも増えてきます。
人生にはほどよい緊張感とプレッシャーが大事です。「霜を履みて堅氷(けんぴょう)至る」、この言葉は冬は秋を飛び越えて一気にやってくるわけではない、その前に、霜が降りるという前兆があるという意味です。
ですから霜が降りたら、冬支度をしなさいという意味です。人生もこれと同じです。
ささやかなことでも、大事件でも、必ずその前触れとなるような、小さな事件がある、小さな出来事があるのです。だから、かすかな前兆でも、それを小事だと見過ごすのではなく、ただちにその動きを察知して、早めに手を打たなければなりません。
これくらい、こんなことくらいと考えて一向に前進しない人をよく見かけます。「小事には心せよ、大事に驚くな」という言葉もあります。一見ささやかなことと思われることがらを見過ごさないことが人生の要です。
「霜を履みて堅氷至る」とは、それを警告した言葉です。
かすかな前兆を読み取るためには、たえず神経をとぎすまし、緊張感をみなぎらせて仕事に当たるということが大事であることは言うまでもないでありましょう。
霜が降りても、小事があっても、まだ冬の到来に気づかず、事の起きることに気づかないようでは困ることが増えるだけなのです。
今月も確かに予定を立てて、緊張感を持ってお仕事に当たってください、今月も宜しくお願いいたします。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌