賛嘆

おはようございます。

昨日は立冬で朝夕は冷え込みましたが日中は小春日和の気持ちの良い一日でした。冷え込みがありますと自然気が引き締まってこれまた爽やかです。
昨日は随喜ということを書きました。白隠禅師「座禅和讃」の中に「賛嘆(さんたん)随喜する人は 福を得ること限りなし」とありますが、
これはすぐれた教え、すぐれた人、人格者等々を賛嘆(褒め称える)することが出来て、随喜、喜び随える者は福(目標を達成できる)を得ることが限りがない、という意味であります。
「賛嘆」。
ゴルフ界の若きスーパースター石川遼君、彼は本当に素晴らしいですね、多くの人の口をついて異口同音に賞賛の声が聞こえます。
私もゴルフをやるようになって10年、いつも上達を願っています。何事にも通じることですが、上達をするには心、意識というものが大事です。
それが「賛嘆する心を持つこと」です。
賞賛する、賛嘆する、人を褒め称える心が無ければ何事の上達もありません。賛嘆するという意識は人を受け入れるということでもあります。
人生は人との勝ち負けではなく、自分との戦い、向上にあるからです。
若い人であろうが、目下の人であろうが、また同じ年令であろうが、年上であろうが学ぶべき事、参考にすべきことはいくらでもあるのです。
上位にある人はともかく現実生活の中で年下の人や目下の人のすぐれた部分を視て賛嘆するということは自身の技術、知識の向上、上達に及ばず人間の器を大きくすることに於いては不可欠な意識なのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌