仁に反れ

おはようございます。

「にんげん学」京都講座ご出席の皆さんありがとうございました。「人を思いやる仁の心が人間本来の心」と孟子は明言しています、この言葉は真実でありましょう。来月まで復習をしてください、来月は本年最後の「にんげん学」です、又お会いできることを楽しみにしております。
人様とのお付き合いを確かにしていきたいと思いながら、自分のことだけを考え「相手のことを思わず」せっかくの縁を絶ってしまう愚かをやっているのが私たちでもあります。
自分の思っていた利が得られず、自分がこれだけやっているのに、やってやっているのにと、何も相手のことを考えていなかった故につきあいが発展せず、仕事にもならない。
「仁に反れ」。
孟子は「人を愛して親しまずんば、その仁に反れ」と言っています。
何の発展も進化もない、自分の思っていることや考えているとおりにならない時は、「思いやりが足りないのだ」というのです。
自分の考えを押しつけ、自分の言うことだけを聞いて欲しいとばかり思っているのです。言っていることが正しいばかりに「相手を思いやる心が薄くなっていることに気づかねばなりません」。
自分の利だけを追ってしまって、相手のことを考えていないのです。縁を失ってしまう、縁が切れてしまうのは一様に「仁」、相手を思いやる心が薄いことを思い直しましょう。
故に孟子は「仁に反れ」というのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌