毎年くり返すことで

おはようございます。

八千枚護摩供、添え護摩祈願ありがとうございました。三日間お参り随喜をいただき感謝申し上げます。仏天のお加護と皆様の力強い真言唱和のお陰で満行をむかえることが出来ました。
皆様の信心の篤さに感激しております。素直なお心にご神仏は必ず報いることでありましょう。御仏は「因果応報」を説いております。善因には善果、悪因には悪果をです。皆様の善因の積徳は御仏の宝庫に確かに積み上げられました。
八千という数字はただ単に八千という数字ではなく、「無限」という意味であります。無限とは、どのような「状況の中にあっても」祈る者に「加護を与える」ということであり、「守護下さる」ことです。
ご祈願下された皆様どうぞこれからも安心して歩んでいただきますよう、必ず素晴らしいお導きとご守護があります。これまで私は安心し信仰し歩んでまいりました、だからこそ様々なご守護がありご利益が得られたのです。
「毎年くり返すことで」。
この時期に毎年八千枚護摩供を修業しています。この「繰り返しが」自然の道理であり、繁栄の元であるからです。毎日、毎週、毎月も同じ事で、繰り返しがあるからこそ継続があり、正しい生滅がくり返され、また継続していくのです。
この規則正しい生滅、繰り返しがなければ継続がありません。継続がなければ大木とも成らず、大輪の花も咲かせることが出来ないのが道理です。確かに実ればこそ翌年に種が残り、又活き活きと再び芽吹き生まれ蘇るのです。
後継者を育てるということも道理の継続によって成るのです。繁栄の継続がなければ育むことも叶わないのが道理です。
繁栄がないということは「道理に沿った繰り返しがない」からです。人欲で行っても繁栄は無いのです。繁栄がないから継続出来ないということです。
沿うということは「身に不自由を感じる」のが道理です。この不自由さが継続できない最大の理由です。
繁栄するには繁栄する道理があり。繁栄しないのは、しない道理があるのです。
このことを確かにして、道理に基づいて継続し、繁栄の道を歩みましょう。明晩は「にんげん学」小倉講座、本年の最終講座です。九州地区の皆さん今日が仕事納めという方が多いのではないでしょうか、明晩は会場でお待ちいたしております。
終えてからささやかにそして豪華に忘年会を致しましょう、楽しみに待っております。
しかし今年の八千枚護摩供は今までで一番の苦行でありました、良い行が出来たことに改めて皆様に感謝致します。
人間とは弱いものであり、逃げたいときもあります、嘘をつきたくなるときもあります。このことは人間が弱いのではありません、苦しいからこそこのような思いに至るのです。
しかし皆さんの目耳口があることによって道を全うできるのです、そのことをこの度の行で改めて実感できました、それが一番の行でありました。
又沢山の方に助けていただいている、サポートしていただいていることにも改めて苦しみの中から体感を新たにしました、皆さん、ありがとうございました。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌