新年あけましておめでとうございます。

旧年中は毎日ご愛読いただきありがとうございました。本年もよろしくご愛読をお願いいたします。
晦日の午後23時半から始めた除夜祈願並びに新年の初護摩法要を午前1時前に終えました。昨年のお礼、昨年一年の懺悔をし、新年のお加護をお祈りいたしました。
皆様方には必ずや祈りの功徳が降りそそぐ一年でありましょう。どうぞ安心してお仕事にご精進下さい。
今年は庚寅(かのえ・とら)の年であります。本年も昨年に引き続き良い年とするために祈り・学びを中心に据えてお過ごし下さい。祈り・学びは変化に柔軟に対応できる要道であります。
柔軟であればこそ創造進化が叶うのであります。固からは滅しか生まれません、自然は一つのことをしながら柔軟であり、故に年々歳々芽吹き花開き実を稔らすことが出来るのです。
祈ることをせず、学ぶこともしないという在り方は「頑固」を一筋にして自らを破滅に導いているようなものであります。
今年も「どのように在るべきか」のお話しを書きましょう。お読みになって忠実に実行してください。
今年の干支(えと)は庚寅(かのえ・とら)であります。干支の干は「幹」で支は「枝」であり、生命・創造・造化の過程を表しております。故に干支を疎(おろそ)かに考えてはならないのです。
庚(こう)は「更」に通じ、「更新を意味し」、なおまた「継ぐ・償(つぐな)うの意があり」、庚庚(こうこう)といいますと、明瞭な変化の相であり、確固たる様であります。
故に庚寅の「庚」には三つの意味があるのです。第一は継承・継続・第二は償う。第三は更新。
つまり庚は、前年からの「正しいものを断絶することなく継続して」、いろいろな「罪・汚れをはらい清めて償う」と共に、「思い切って更新」していかねばならないのです。
切り捨てる革命ではなく、革新、進化に持って行くことを幹とすることが肝要であります。
寅は、字の真ん中は、「手を合わせる、約束する象形」であり、下の八は「人」であります。「つつしむ」の意があり、寅畏(いんい・慎み恐れること)という語もあります。また寅は「演に通じ」、「進展を意味」します。敬(つつし)んで協力することを「寅亮(いんりょう)」とも言い、転じて「同寅(どういん)」と言えば「同僚」であり、同僚の誼(よしみ)は寅誼(いんぎ)といいます。
志を同じくするものは相約し、敬んで時務を進めなければいけません。同僚や同士の言葉を軽んじ、正しくことを進めずにおれば、大変恐るべきこととなるのです。
故に今年は昨年から続いた正しい道を継承・継続し、償うべきは償い、その上で更新しなければいけないのです。
手を合わせ懺悔し感謝の意を強くして歩むことで進展が可能となります。そのためにも同僚、同士を大切にしなければならないことは言うまでもないでありましょう。
時務、与えられた事をしっかりとして約束を違えないように在れば必ずや今年は大いに進化発展できることとなるのです。
寅の意の如く、本年はより一層信心を篤くし日参り、週参り、月参りを確かにして、また率先して祈り学び人を尊敬し、仕事のあることに感謝し、物心両面に渉って慎み敬って人様と対することが大いに進展する大事となるのです。
一年の計は元旦に有り、本年もよろしくお願い致します。
明日2日午前10時から本年初の「月例・幸福開運護摩祈願祭」です、どうぞ一年の開運を確かにするためにご家族でお参り下さい。
法要後は楽しい「コンサート」があります、ご一緒に「一月一日」を合唱いたしましょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌