寡欲

おはようございます。

今朝は冷たい朝です、阪神淡路大震災から15年、当時は6時からお勤めをしており、その前にグラッと来て、大変な揺れが来たことを今でも身体が覚えています。
不幸にも亡くなられました皆様のご冥福をお祈りいたします。また被災されました皆様方には改めましてお見舞い申し上げます。
ただただ皆様方の心身共の復興をお祈り致します。
今年も早、半月を過ぎました、いかがですか、滑り出しは順調でしょうか?。人様にアピールするにはやはり「心を養う」ことが肝要です。
「寡欲(かよく)」。
孟子は「心を養うは寡欲より善(よ)きはなし」と説いております。人生を汚すのは全て「欲から」、その欲も「私欲」であります。
心を真っ直ぐに育てるためには、欲望を少なくするのがいちばんよいのです。
孟子は「性善説(せいぜんせつ)」を説きました。
孟子は人間の本性は「善であり」、この善なる本性は「誰にでも備わっており」、総理大臣であろうが社長であろうが、私のような庶民であろうが、まったく変わりがないのです。
ですが、人間の本性が善であるからと言って、現実の人間が善であるとは限りません。
善なる性を「開花させるためには」、人格完成のための「修養を必要とする」のです。この修養によって人格を完成させた者が「人の上に立つ資格を持つ」のだ、と主張したのが「孟子」であるのです。
そのためには、まず自分の心を正す必要があり、それへの近道が「寡欲」なのだと言っているのです。
「欲望の少ない人で、良心のない人はわずかである。欲望の多い人で、良心のある人はわずかである。」
この言は人を見抜くのに当を得た言葉です。
今日午後2時から「にんげん学特別講座」です。「人生の五計」を話します。一生を楽しく充実した人生と為すにはこの「五計」が大変重要です。ご参加をお待ちしています。
いくら政治家や官僚を批判、批評しても彼等が動じないのは、言っている私たちが修養もせずにしているからであり、また率先して「範を垂れる」行動をとっていないからでもあるのです。
人を正すには「先ず己を正すことにある」のです。「修己治人(しゅうきちじん)」が基本。己を修めるからこそ人を治めることが可能となることを知りましょう。
世の中何とかならないかと嘆いていながら何もしないで批判し、批評するような人間となってはいけません。皆さんが率先して修養することが社会をよくすることとなるのです。
皆さんが世の中をチェンジするのです。人生人任せであってはならないのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌