覚悟

おはようございます。

「開運・厄除け・節分会・採燈大護摩法要、火渡り行」、沢山お参りいただきありがとうございました。
朝方はうっすらと雪化粧、お天道様が昇り、雪が輝き、お参り下さる皆様を出迎えるためのお清め、法要にふさわしい幕開けです。
添え護摩祈願も山のように積み上げられ、快晴の中での点火、真っ白な煙が立ちのぼり大火炎が竜神となって天空に舞い上がる。天神の宝庫に収められ、「一年の厄を払い、一年の幸運」が必ず得られることを実感しました。
又小さなお子様からご年配の皆様まで「火渡り行」を行じていただき感激、お加持に一層の力がこもりました。
鹿児島、博多、東京、八幡浜と遠方にもかかわらずお参りいただいたことがご利益を実感いただいている証です。
また多くの皆様にお手伝いご奉仕をいただきこれまた感謝でした、今後とも率先してご奉仕下さいますよう。皆様のお陰でお参りいただく皆様に喜んでいただくことが出来ます、ありがとうございました。
「覚悟」。
火渡り行を行じます時はやはり「覚悟」がいります。私が毎年最初に渡るわけですが、火の熱気、悪鬼を払う凄さを肌に感じます。そこでやはり覚悟をして「九字を切り」気合いを臍下丹田(せいかたんでん)に込めて渡るのです。(九字とは、災厄を払い、神仏のお加護をいただく、呪文)。
火渡りの行に限らず何事にも「覚悟が必要」。
何故かと申しますと、この覚悟がありませんと、上手く行かなかったとき「やらなければ良かった」となるからです。
覚悟をして行いますとたとえ結果がどのようであったとしても「得ることを多くする」のです。
結果を「一点に絞る」ことも大事ですが、「プロセスから得るものは多く、大きい」ということが重要なのです。それは何かといえば「経験知、体験知」となるからです。
いい結果を望むという「たった一つ」だけに心を囚われていたのでは何ものも得られないのです。
孫子の兵法に「兵は勝敗を語らず」という覚悟を説いた言葉があります。当にこのことであります。戦えば必ず勝敗はあるわけであって、戦う前から勝敗に心を奪われて、「心ここに非ず」では集中せず負けは必定であるということです。
己の為すことに信念と覚悟を以て当たれば「あらゆることを吸収して次に生かす」ことができ「結果にも恵まれる」のです。昨日の火渡りの行で火を前にしていざ渡ろうと覚悟を決めた心を忘れずに、何事を行う場合でも覚悟を持って行ってください。
お参りありがとうございました。
明日は「にんげん学」大阪講座です。関西地区の皆さん会場でお待ちいたしております。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌