お陰

おはようございます。

お陰様で体調はずいぶんと良くなってきております。皆さんのお心が後押しをしてくださっているからだと感謝しております。
「お陰」。
お陰様という言葉はよく使います。今日も書き出しで使わせてもらっております。言葉とは本当にありがたいものです。言葉一つで「心、気持ちを表現できる」のですから、誠実に使わなくてはいけません。
私たちの行動や言葉は「普段の思い」が現れます。良いことを知ることも、悪いことが分かることも「お陰様」なのです。
ですから行動から、言葉からたどっていきますと「陰、来し方」、「見えていなかった気持ち、心」が見えてくるのです。このことは「自分の心、思いを」人様に常に「示し、現している」ということです。
お陰を感じたならばどうすべきかといいますと。
論語、里仁第四、十七条に「子曰く、賢を見ては斉(ひと)しからんことを思い、不賢を見ては内に自ら省みる」と。
意は「孔子言う、己にまさった、立派な行いをなす人を見たなら、自分もこの人同様でありたいと念願し、思わしくない行いをする、不賢の人を見た場合には、自分もこの人同様、不賢の行いはないかと反省するがよい」ということです。
善い人を見た場合でも、悪い人を見た場合にも、常に己の身に反省することが、お陰でもあるのです。
私たちはややもすると良い思いをした場合にのみお陰様と言っていることが多いようにも思えます。不賢の人を見てただ批判するのではなく、自らの内にも同じようなことがないかを、しっかりと省みることが大事だと、急に病んで思うところでした。 

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌