早めの失敗

おはようございます。

新入社員研修に140名の皆さんが昨日思いがけない寒さの中入山されました。夜には雪が舞い降り、十五夜も寒そうでした。今朝の寒さでいい研修になるでしょう。
社会への第一歩を沢山の若者が心華寺で刻む、毎年緊張する時です。
何事も第一印象が人生を大きく左右すると考えるからです。
「早めの失敗を」。
新人の皆さんにお話しします一つに「早めに失敗をしてください」ということです。
なぜかと申しますと、失敗をしないように、失敗はしたくないと考えるのは誰しも当たり前、それは「印象を悪くしたくない」という正直な気持ち、防衛本能からです。
その気持ちは大事にすべきとは思いますが、その気持ちが強すぎますと、どうしても行動に「ためらい」や「覇気を無くし」、「積極性が無い」という「印象を与えてしまう」のです。
これはあまりよろしくありません。
そうすることで無難に過ごすことはできるでしょうが、「チャレンジ精神を無くしてしまう」ことにもなります。
チャレンジ精神を失うことで多くのことを失いかねません。どのようなことかと申しますと、第一に「自分の可能性(夢)をも失う」、第二に「印象をよくしない」、第三に「チャンスを得られなくなる」、という余りよくない情況を生み出す可能性を大にするのです。
誰しも失敗はしたくありません、しかしこれから新人の皆さんが行うことは未知の世界、新たな世界です。ある意味では「失敗しても当然でもある」のです。
自分の選択した人生。素直にその思いに従い、失敗したら「素直に反省し、修正する」という「自分を作る」ことがこれからの長い社会生活では「重要な思考、行動のポイント」なのです。
また、新人の皆さんが失敗した時には先輩諸氏は「親切に丁寧に教え導いて」あげてください、そのことが「信頼を生む」きっかけとなるからです。
助けて欲しいと願っている人に手を差し向けることが、「信頼の絆を結ぶ」最良の時でもあるのです。
新人の皆さん、失敗はします。そのときに「どのような行動を取るかが」将来のあなたの人生を「左右する」のです。
失敗は「恥ではありません」。恥とは「修正をしないこと」にあるのです。
先輩諸氏も新人の皆さんが失敗したとしても、いたずらに叱るのではなく、「教え導かなかったことを反省してください」。新人の皆さんは会社の宝、国の宝です。
大木になるか否かは、本人の自覚はもちろんですが、育てる会社側に大きな責任があるのです。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌