感応道交

おはようございます。

風の強い日が多いように感じます。昨日は良いお天気でしたが、ヒンヤリと冷たい1日でした。
私たちは朝目覚めて最初に顔を合わせますと、「おはようございます」と挨拶をします。それに対して、よほど変わった人でない限り、「おはようございます」と応えるはずです。
挨拶が交わせる言葉があるということは素晴らしいですね。
「おはようございます」と言葉を交わしただけで、「響き合う」。
「感応道交(かんのうどうきょう)」。
私たちは、感じますと、応じるのです。これを「感応」するといいます。そこを「動機、きっかけとして」いくことを、「道交」といいます。
感応道交とは、「仏の働きかけと、それを感じ取る人の心とが通じ、相交わること。また師と弟子とが相投合する」、という仏の教えでありますが。
この教えは何も仏の道にばかり当てはまるものではなく、私たち日常の仕事や生活一般に当てはまる教えでもあります。「心と心が交わってこそ」生活の安泰、仕事の安泰があるわけであって、心が相反していたり、離れているのでは、事の成就はなりません。
感応する、反応することが如何に大切かが解れば、対人関係の基本行動となって「多くの人と感応道交」するチャンスを大きくしていくのです。
人様の言葉を大切にして感応する。そして自身が歩もうとしている道と交わりができ、確かなものとしていくのが、打てば響くような感応から始まるのです。
ですから、挨拶を受けて反応しない、感応しないようでは、お話にならず。また、感応して、人様の求めていることが「何かを察しないようであってはならない」のです。
察することをせずには、「道が交わることはない」からです。
道を歩んで、多くの人と交わる中で、多くの人と「感応することが大事」です。
物を使うにしても、何を用いるにしても、「必要だから用いる」のであり。必要とされるためにも、「感応し、察し、意をくんで」、その上で「己を高め歩み」、互いの人生の道で交わるような関係を保ちたいものです。
保つためにも、先ず、自身が「保とう」と必要性を確かにし道を歩む「基本原則」を保つことです。
誰にあっても行える、「挨拶」を疎かにしないことから始めましょう。挨拶を交わさない、というような変人はいないはずですから。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌