経営は仁の道で

おはようございます。

昨日は二十四節気の「穀雨」、暖かく優しい雨が一日中しとしととしておりました。野菜が高値ですので、お天気も落ち着いて欲しいものです。
そんな中、定期検診に、検査の数値は順調で一安心です。やはり健康は大事です。いくら大志を抱いていても、健康がなければ志の達成は難しいことです。
経営を行うにおいても、経営の健康がやはり大事です。
「仁の道」。
論語、陽貨第十七、六条に「子張、仁を孔子に問う。孔子曰く、能く五の者を天下に行うを仁と為すと。之を請い問う。曰く、恭・寛・信・敏・恵なり。恭なれば則ち侮らず、寛なれば則ち衆を得、信なれば則ち人任じ、敏なれば則ち功有り、恵なれば則ち以て人を使うに足る。」。
意は「子張が、いかなる道を行うことが仁でありますか、と孔子に質問した。孔子が、五つの徳を至る所において立派に実行して行くことが仁である、と答えると、子張は更に、その五つの徳とはいかなるものかお教えください、と願った。これに対して孔子は、
それは恭(態度に慎みがあること、うやうやしい)・寛(寛大なこと)・信(言葉に偽りのないこと)・敏(物事の処理に敏速なこと)・恵(めぐみ深いこと)であると、まずその目を挙げ、
次にその五徳の効果を説明して、上に立つ人が身を慎んでうやうやしくすれば、下の者がその上の人を侮り軽んずることがない。上の人が寛大であれば、大勢の者が、自然に集まってくる。上の人の言行に信実があれば、みな安んじてその人に事をまかす。上の人が物事をてきぱきと敏速に処理して行くと、成績が上がる。上の人がめぐみ深ければ、自然多くの人が上の人のために骨折ることを厭わなくなり、多くの人に働いて貰えることができるようになる。かくの如く、この五徳の実行によって、至る所、安んじ国(会社)は定まるので、これがすなわち仁の道である、と答えた」。
経営の基本がここにあります。経営者が率先して為すべき事が「仁道による経営」でありましょう。さすれば会社は健康体となるのです。
経営とは何も人を動かすことばかりを言うのではなく、先ず、己自身の身の処し方、対人関係の在り方に大事があることは言うまでもないでしょう。

世界平和をお祈りいたしましょう。Flower in your mind・ありがとう・心に華を咲かそう。               合掌